「鉄鎖女」事件の判決 疑問視される身元

国内外で関心を呼んでいる「鉄の鎖の女性」事件について、最新の動向が報告されました。詳しく見ていきましょう。

「鉄鎖女」事件の判決 疑問視される身元

7日、江蘇省徐州市の裁判所は、「鉄の鎖の女性」をめぐる事件で一審判決を下しました。事件に関与した容疑者7人の判決は、夫とされる董志民容疑者が虐待と不法拘束の罪で懲役9年、その他、6人の容疑者には懲役8年から13年の判決が言い渡されました。この判決については、インターネット上で論争が巻き起こっています。多くの人が「刑が甘すぎる」と感じ、あるネットユーザーは、「人生が台無しになったのだから、たった9年では済まないだろう」と語っています。

興味深いのは、今回の判決文では再び、「鉄の鎖の女性」が雲南省怒江リス族の小花梅だと主張されていることです。

昨年1月、徐州市豊県で女性が暗い小部屋に閉じ込められている映像が明るみに出て、世界的に注目を集めました。この事件をめぐっては、多くの関係者が中国共産党(中共)当局から弾圧を受け、逮捕され、現在も拘束されている模様です。

大学の就職説明会でホステスを募集?!

中国の福建農林大学安渓茶学院が先日、卒業生を対象とした就職説明会を開催しました。その参加企業の中に、「KTV嬢」という名目でホステスを募集した企業があり、Weibo上で話題となりました。この募集については適法性が疑われ、学校側を批判し、責任を問う声もあがっています。

スタッフ募集を行ったあるホテル従業員によると、「KTV嬢」の主な業務は、飲み物を注いだり、カラオケやお酒に付き合ったりする接客業だそうです。世論は、この職種を作ったこと自体が法律違反だとし、学校は当該企業をブラックリストに載せるだけでなく、警察にも通報すべきだとしています。

中共、フェイクニュースで炎上 CCTV窮地に立たされる

先月23日、中共のCCTVがWeiboに、浙江省義烏市の夜市で軽食屋台を営む「95後」と言われる1995~1999年の間に生まれた、ある夫婦の動画を投稿しました。夫婦は屋台を出す様子をライブ配信しており、商売が繁盛し、毎日500斤(250㎏)のジャガイモと250斤(125㎏)の豆腐を売り、1日におよそ9000元(約17万円)を売り上げているそうです。ネットでこの動画が公開されると、瞬く間に話題になりました。
ネットユーザーらは、「この店は収益95%の上場企業を超えている。いつ上場するのだろうか」と、この動画がまったく現実的ではないと揶揄しています。

その後、議論は更なる広がりを見せ、CCTVを許すべきか、許さざるべきかという別の問題に発展しました。あるネットユーザーは、「中共メディアの報道を流行らせてはいけない、内部対立をやめて現実を考慮してほしい」とコメントをしましたが、それがまたもや世間を騒がせ、別のネットユーザーが「報道は中共メディアの思惑、私に何の関係があるのか」と反論しました。

中共、レーガン記念図書館制裁を発表 民衆は嘲笑

5日、ケビン・マッカーシー米下院議長と台湾の蔡英文総統がロサンゼルス郊外のレーガン記念図書館で会談を行いました。それを受け、7日、中共当局は会談会場となったレーガン記念図書館への制裁を発表しましたが、大陸のネットユーザーは何度も押し切られ、後退する中共当局のレッドラインを嘲笑い、「そこの空気に制裁を加えたいのだろうか」と嘲笑を浴びせました。

 
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