死者6万人?「中共は数字遊びをしている」

中共衛生当局は14日、中国で過去1か月余りの間に中共ウイルスに感染して死亡した人数が6万人近くになったと発表しました。 専門家は、WHOや国際社会の圧力の下、中共は再び数字遊びをしているが、その信頼性は破綻していると考えています。

中共の衛生健康委員会は1月14日の記者会見で、中共ウイルスに感染して死亡した人が先月8日から今月12日までに、6万人近くになったと発表しました。

上海在住の王さんは、新唐人テレビの取材に対し、最近、中国共産党幹部の死亡が相次ぎ、火葬場では遺体の滞留が深刻になっており、公式の死者数と実態が一致していないと指摘しています。

上海市民 王さん
「中共の幹部がたくさん死亡しました。教授なども同じで、薬もなければ入院もできません。死後は火葬場で並ばなければなりません。昨日発表されたのは5万人以上で、6万人未満でした。全国に火葬場がたくさんあるのに、5〜6万人程度で、火葬が間に合わなくなることはあり得ません。この数字ではまだ不十分で、説得力がありません」

北京大学国家発展研究所の最近の報告では、今月11日現在、中国の感染者数は9億人に達していると推計しています。 仮に死亡者が6万人だとすると、中国でのコロナによる死亡率はわずか0.003%です。 現在、世界の死亡率は約1%です。

英BBCは、当局が発表した数字は病院での死亡例のみであり、中国での実際の総死亡者数はもっと多いはずだと報じました。

中共の突然の発表に先立ち、WHOは11日、中共が新型コロナウイルスによる死者数を過小報告していると再び指摘していました。

WHOの緊急対応責任者 マイク・ライアン氏
「WHOは依然として、中国での死者数が過小に報告されていると考えている」

専門家は、中国共産党がWHOや国際的な圧力に対抗して、数字遊びを行っていると考えています。

台湾政治大学国際関係研究センターシニア研究員 宋国誠氏
「中共は長年の間、数字において隠蔽、捏造、改ざんする癖があり、国際社会からも信用されていません」

宋国誠氏は、中共ウイルスの感染拡大によって、中共当局の信用は破綻したと述べます。

台湾政治大学国際関係研究センターシニア研究員 宋国誠氏
「国全体が一種のタキトゥスの罠に陥っており、つまり、人々はもはや何を言っても信じなくなり、国の信用は極度に低下しているのです。 だから、前回発表した数字も、今回の数字も、みんな信じられないと思うのです」

 
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