西安の高層住宅で火災 5人死亡

11月24日に新疆ウルムチの高層住宅で発生した火災が中国各地での「白紙革命」に火をつけました。12月1日、陝西省西安市の高層住宅で火災が発生しましたが、またもや消防車の進路が妨げられ、少なくとも5人が死亡しました。

西安の高層住宅で火災 5人死亡

12月1日、陝西省西安市の高層住宅で火災が発生しました。しかし、消防車の進路が妨げられ、救助活動が遅れるという事態が発生しました。 当局は、この火災で少なくとも5人が死亡、3人が負傷したと発表していますが、実際の死傷者数は不明です。

現場の映像では、高層ビルから煙が立ち上っている様子が映し出されています。

西安市 居住区の住民
「消防車が来ている」
「あの長い車がまた道をふさいでいる」
「人の命がかかっているのに!」

映像には、窓から脱出している住民の姿も映し出されています。

西安市 居住区の住民
「大変だ!外に立ってはいけない!」
「危険すぎる!」

当局の発表によると、12月1日13時21分、西安市未央区(びおう-く)鳳鳴華府居住区の6号ビルで火災が発生し、5人が死亡、3人が負傷しました。 火災の原因は不明です。

北京市民が連日封鎖解除を要求

「白紙革命」が広がり続けています。 北京市通州区馬駒橋鎮の住民は、封鎖解除を求めて、連日街頭で抗議活動を行っています。

12月1日、怒った住民たちが防疫用のフェンスを取り外し、周りの住民たちが手を叩いて歓声を上げました。

北京市通州区馬駒橋鎮の住民
「素晴らしい!」

別の居住区では、住民たちがチェーンを取り壊して入口の封鎖を解除しました。

深圳の華強北で厳重な警備体制

新疆の火災が引き金となった「白紙革命」は、世界各国に広がっています。12月1日、中国最大級の電子街である深圳華強北(フアチャンベイ)商業街では、警察の厳重な警備体制が敷かれ、道路脇には大量の警察車両が止められています。

深圳の華強北商業街
「華強北は今、このような交通警察だらけだ。全ての道路がこのようだ」
「特殊警察だ」

湖南省 居住区幹部が住民を殴打

11月29日、湖南省瀏陽市で、居住区の職員4人が住民の家に押し入り、住民を殴打する動画がインターネット上で拡散されました。

ある住民の家に、居住区の職員4人が押し入り、うち1人が住民をソファーに押し倒して、住民の頭部を叩きました。

その時、暴行現場に2人の幼い子供が現れ、よちよち歩きの子供が殴られた父親のところに寄ってきました。

殴られた住民の子供
「パパ!」

この動画はネット上で拡散し、多くの人が怒りの声を上げています。

 
関連記事