江沢民死去 中国の民衆「江沢民は多くの罪を犯した」

1月30日、中共当局は、中国共産党の元党首、江沢民が上海で死去したと発表しました。96歳でした。

中共官製メディアの新華社は11月30日、江沢民・前総書記が白血病と多臓器不全で、30日午後12時13分に上海で死去したと発表しました。

元中共外交官 陳用林氏
「江沢民は殺戮者として、卑しくて不名誉な死に方をした。宗教的な言い方をすると、彼は十八層地獄に落ちるはずだ」

江沢民は中共の総書記として13年間在任し、毛沢東、鄧小平に続く中国共産党の3代目のいわゆる指導者で、かつて上海市共産党委員会の書記を務めていました。

1989年の天安門事件後、当時の中共総書記、趙紫陽氏が失脚し、江沢民は鄧小平の推薦で中共のトップの座に就き、民間では学生たちの血を踏んで出世したと言われています。

豪州在住の歴史学者 李元華氏
「彼の死は遅すぎました。多くの悪事を働いたからです。 彼は天安門事件の弾圧の後にトップの座に就きましたが、これはそもそも恥ずべきことです。 彼は在任中、汚職腐敗で国を治め、黙って金儲けだけすることを推奨し、国と国民に災いをもたらしました。最も罪深いのは、彼が修煉団体である法輪功に対し、非人道的な迫害を発動したことです」

江沢民政権時代、「黙って金儲けをする」ことが推奨され、中共各レベルの官僚の汚職腐敗を許しました。

江沢民の死去発表後、一部の欧米メディアは、1990年代の中国の急速な経済発展は江沢民の功績であると報じました。 しかし、時事評論家の王赫氏は、江沢民政権の最初の2年間、政権が完全に左傾化し、各種締め付けにより経済が低迷していたと指摘しています。鄧小平がやむなく南方を視察し、演説を発表しましたが、 江沢民が政策を調整し、いわゆる「社会主義市場経済」を導入したのは、その後のことでした。

時事評論家 王赫氏
「市場経済には良いものと悪いものがあります。 良い市場経済は自由な競争を可能にしますが、悪い市場経済は金持ちや権力者が資源を支配するものです。 江沢民がやったのは、この悪い市場経済を発展させ、権力者と金持ちのための経済を構築したことです。 権力者一族による中国経済の分割は、江沢民時代に完成形を迎えました」

1999年7月20日、江沢民は気功修煉団体法輪功に対する弾圧を開始し、文化大革命以降わずかに残っていた中国の伝統的な道徳的価値観を完全に破壊しました。

時事評論家 唐靖遠氏
「彼は全ての人に、良い人になっても良い結果を迎えることはできないということを示したのです。これが一つ。 もう一つは、中国共産党が反体制派や権利擁護を訴える人々に対し、非常に強力な武器とペン、つまり強力な洗脳道具をもって対処していますが、これらはどこから来たのでしょうか。実は、これらは全て江沢民から来たものです」

中国の元大学教師 劉さん
「江沢民が犯した罪は、反人権、反自由化、民主主義の抑圧など極めて悪質なものです。 国土を売り払い、中国の伝統文化と道徳を破壊し、汚職腐敗が頂点に達し、反体制派を弾圧し、さまざまな宗教信仰を迫害してきたのです。 しかし、彼のすべての罪を合わせても、法輪功迫害の罪には及びません。彼の罪は必ず清算されなければなりません」

 
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