白紙革命が中国を席巻 中共は電話で脅迫

新疆・ウルムチの高層住宅での火災を引き金に、「白紙革命」が中国各地に広がっています。一方、中共当局は抗議行動に参加した市民や学生に対し、電話による脅迫を行っています。米国在住の中国人も脅迫を受けました。

中共警察
「あなたは陳○○なのか」

米国在住の中国人YouTuber 「陳先生」
「はい。どなたですか」

中共警察
「なぜ電話したのか、あなたは知っているはずだ」

中国各地で「白紙革命」が展開されています。米国在住の中国人で「陳先生」というYoutubeチャンネルを運営する陳さんも、WeChatのモーメントに声援のメッセージを投稿しました。しかし、中共警察から「投稿を削除しないと逮捕する」という脅迫電話がかかってきました。

中共警察
「インターネットはすべて実名制で、あなたの一挙手一投足が我々のシステムに記録されている。 あなたがこのように協力しないのであれば、あなたを強制的に逮捕することができる。これは法律が付与した我々の権利で、あなたがどこにいようと、中華人民共和国の国内にいる限り、あなたを見つけ出す理由があるのだ」

米国在住の中国人YouTuber 「陳先生」
「あなたたちはおかしくないか?法律があなたたちに人民を逮捕する権利を与えていると?」

警察関係者との会話を通して、陳さんは、中共が中国人学生に手当たり次第脅迫電話をかけていることに気づきました。しかし、陳さんが米国にいることは把握していないようでした。

陳さんは90年代生まれの中国人青年で、かつて中共のインターネット検閲制度をツイッターで批判したことで、中共当局に逮捕されました。 もともと韓国留学を予定していましたが、当局から「すべてのクレジットカードと一部のソーシャルメディアアカウントを凍結する」と脅迫されたため、中国を脱出し、米国に渡りました。

米国在住の中国人YouTuber 「陳先生」
「私が投稿したのは、中国の人々のために声を上げたものだ。新疆の人々のために声を上げて何が悪いのか、聞きたい」

中共警察
「最後にもう一度警告するが、インターネット上に投稿した新疆などに関する不適切な発言を直ちに削除すること。さもなければ自分で責任を取ることになる」

電話の終わりに、陳さんは再度新疆の人々への支持を表明しました。警察関係者は再度脅迫の言葉を並べて、電話を切りました。 陳さんのWeChatアカウントは現在、中国でブロックされています。中国の抗議者たちも大きな圧力に晒されています。 ネット上には、中共の警察が通行人を呼び止めて携帯電話の中身を調べている動画も投稿されています。

陳さんは、今回の電話は、中共が声を出す中国人を脅迫して黙らすためだと考えています。

米国在住の中国人YouTuber 「陳先生」
「今回の電話は一種の脅迫電話で、声を出している中国の人々を脅している。最後に言いたいのは、全世界の人々、頑張れ!台湾頑張れ!中国人は立ち上がって頑張れ!」

 
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