中共の海外警察署 イタリア議員が政府に調査を要請

スペインに本拠を置くNGO「セーフガード・ディフェンダーズ」は9月中旬に報告書を発表し、中共が世界21か国に、少なくとも54か所の海外警察署を設置していることを明らかにし、各国に懸念が広がっています。 米国や欧州の複数の国が調査を開始し、オランダは中国共産党に警察署の閉鎖を要求しています。 イタリア警察も中共の海外警察署の捜査に乗り出しました。

イタリアのマラ・ビゾット(Mara Bizzotto)上院議員は、福州市公安局がプラトに設置した警察署が、文化協会の名目で諜報活動を行い、イタリアの主権を損ねた疑いがあると問題提起しました。ビゾット議員はイタリア政府に調査するよう促し、中共大使館に説明を求めています。 また、EUに対し、EUおよびイタリアにおける自由と安全を守るために共同行動をとるよう呼びかけました。

エリカ・マツェッティ(Erica Mazzetti)下院議員も内務大臣に手紙を出し、ローマ、ミラノ、フィレンツェ、プラトにある中共の海外警察署について情報を提供するよう求めました。

 
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