台湾の経済部長が訪米「台湾の半導体産業は代替できない」

中華民国の王美花経済部長が、代表団を率いて米国を訪問し、ワシントンのシンクタンクでスピーチを行いました。王部長は、 台湾半導体産業は40年以上にわたる努力と建設を経て、すでに代替が難しくなり、台湾が安全であってこそ、世界のサプライチェーンが安全になると強調しました。

11日、台湾の王美花経済部長は、ワシントンDCのシンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)のフォーラムに参加し、「なぜ台湾が重要なのか」というテーマでスピーチを行ないました。 王部長は、台湾の半導体産業は40年以上かけて苦労して築き上げたものであり、代替することは困難であると述べました。

中華民国の王美花経済部長
「台湾には、代替できない重要なポジションがあると信じている」

王部長は、「台湾はファウンドリーで62.9%の世界シェアを持ち、7ナノメートル以下の最先端半導体で73%のシェアを持つ」と述べました。 米国のブリンケン国務長官も先日、台湾に何かあれば、世界経済に壊滅的な影響を及ぼすと発言しました。 王部長は、講演でこの言葉を引用しました。

中華民国の王美花経済部長
「言い方を変えれば、台湾が安全であってこそ、世界のサプライチェーンが守れるということだ」

王部長はまた、中国も他の国と同様、台湾の半導体を必要としており、台湾の半導体の60%以上が中国と香港に輸出されていると述べ、 もし、台湾が紛争に陥れば、世界はチップ不足に陥り、中国も例外ではないと指摘しました。

 
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