中国各地で感染拡大 上海では方艙医院再開

大型連休が終わってから、上海では方艙医院を再開し、市民を隔離しています。当局のゼロコロナ政策は経済に打撃を与え、物価の高騰を招き、人々は悲鳴を上げています。

10日夜、上海市当局は、当日から11月上旬まで、市内のすべての区で週2回以上のPCR検査を実施すると発表しました。上海に出入りするすべての人は、上海到着後3日間に3回のPCR検査を受ける必要があり、24時間以内に検査を受けなければなりません。

上海市民 童さん
「現在、多くの区が封鎖され、外出できません。高リスク地域は毎日PCR検査をしなければなりません。中リスク地域は週に3〜4回、低リスク地域も今は週に3〜4回するよう要求されています。学校に通う子供たちは毎日しないといけません」

当局の発表によると、11日12時現在、上海では1か所が高リスク地域、37か所が中リスク地域に指定されています。

上海市民 俞さん
「PCR検査は毎日しないといけません。どこに行くにも検査報告が必要です。全ての居住区に検査スポットがあり、学生は学校で毎日します」

上海市民によると、当局は方艙医院を再開し、市民を強制的に連行して隔離しています。市民は、当局のゼロコロナ政策により経済が打撃を受け、物価が高騰し、庶民は悲鳴を上げていると不満をこぼします。

上海市民 童さん
「感染者をゼロにすると言っていますが、ゼロにはなりません。多くの店舗が閉店し、商売ができません。物価が高騰し、野菜が500g当たり十数元もします。上海市民は前回の都市封鎖を経験してからは、多少なり備蓄をするようにしています」

上海市民 俞さん
「上海では何もかもが大幅に値上がりしています。 今は商売がまったくできません。お金も怖くて使えません。株価が暴落し、3000ポイント以下です。経済が崩壊しています」

また、上海の複数の学校が学生たちを隔離施設に送っています。ネット上の投稿によると、上海財経大学では11日午前2時に、学生たちを強制的に隔離施設に送りました。2次接触者も健康コードが緑色であっても、方艙医院に送られているといいます。

 
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