中共のゼロコロナ政策で苦戦する外国企業

中共のウイルス関連規制の下、外国企業も苦戦しています。アディダスやメイベリン・ニューヨークといったブランドは、いずれも中国で大きな難題に直面しています。

アディダスは、中国での経済活動の回復が遅れていることを理由に、アディダスは2022年通年の利益見通しを引き下げています。通期の純売上が予想を少なくとも5億ドル(約666億円)下回ったためです。

ドイツのスポーツウェアメーカーのアディダスは、2021年以降、中国市場で苦境に陥っています。それは、新疆ウイグル人強制労働に関する告発を懸念しているためです。

そして今年は、中共のゼロコロナ政策とロックダウンに直面しています。このため、経済回復への道はさらに険しくなっています。

別のブランドで、スキンケアと化粧品の会社であるメイベリンも問題に直面しています。現在、中国全土の実店舗を閉鎖しています。

メイベリンは1997年に中国に進出し、現地で人気を博していました。しかし、中国市場のシェアは11%近く(10.7%)あったものが、2018年には5%以下の4.9%にまで落ち込みました。

同年、メイベリンは中国のスーパーマーケットから撤退し始めました。そして2020年には、デパートからの撤退を開始しました。

〈字幕版〉

 
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