南米諸国議員 中共の中南米への浸透を非難

米国の南の裏庭である中南米で、中国共産党は重要なインフラ契約を獲得し、貿易の道筋を作るために活動しています。 NTDは先週末、ブラジルで行われた保守政治行動会議(CPAC)で中共政権の行為を糾弾した、この地域の有力な国会議員にお話を伺いました。

ブラジルの国会議員や有識者らは、先週末ブラジルで開催されたCPACで、主要な懸念を共有しました。

それは、中国共産党による南米での活動です。

ブラジル自由党(PL)議員 パウロ・エドゥアルド・マルティンス氏
「中国企業は中国共産党の利権で成り立っているに過ぎない。だから、いつでも党に仕えることになる。そして、この党は権力プロジェクトであり、権力を求める組織なのだ」

パウロ・エドゥアルド・マルティンス議員はブラジルの保守派代表格で、ジャイール・ボルソナーロ大統領の支持を得て、今年のブラジル上院選に出馬しています。

中国はブラジルにとって最大の貿易相手国であり、輸出額の約3分の1を占めています。一方、ブラジルは第二次世界大戦以降、常に米国の同盟国でした。またブラジルは、過去20年間に中共政権が米国に代わって主要な貿易相手国となったこの地域の数少ない国の1つでもあります。そして、中共の関心は通商にとどまらず、米国の国土安全保障にも及んでいる可能性があります。

元米南方軍司令官のクレイグ・ファラー海軍大将は議会の公聴会で、中共はインフラ整備を利用して、南半球に自国の軍事力を投射しようとしていると述べました。パウロ・エドゥアルド・マルティンス議員は次のように述べています。

ブラジル自由党(PL)議員 パウロ・エドゥアルド・マルティンス氏
「中国共産党の支配下にある企業が戦略的イニシアチブを取ることを阻止するために制限を設けるという考えをブラジルで育てる必要がある。欧州で起きていることを見てください。我々は、世界を襲いかねない、非常に大きくて危険なものに備える必要がある。ブラジルの物流が中国共産党に掌握されれば、大きな危険にさらされる可能性があるのだ」

NTDは、ファーウェイ(Huawei)ブラジル支社の元広報部ディレクターのラファエル・フォンタナ氏にも話を伺いました。中国の大手通信企業は、米連邦通信委員会から、国家安全保障上の脅威とみなされています。フォンタナ氏は次のように述べています。

元ファーウェイ・ブラジル支社 広報部ディレクター ラファエル・フォンタナ氏
「もちろん、この地域は軍事的な観点からも戦略的な場所だ。中国(共)が中南米に浸透してきたことで、米国は歴史上初めて、国境に隣接する軍事的脅威を抱えることになるかもしれない」

さらに、NTDはこの問題について、隣国コロンビアのマリア・フェルナンダ・カバル上院議員にも話を伺いました。

コロンビア民主中道党上院議員 マリア・フェルナンダ・カバル氏
「米国がコロンビアのような国に投資提案をしなければ、中国(共)が金を持ってやってくるだろう。中国人は世界の、第三世界の新しい植民地入植者だ。アフリカはすでに植民地化されており、いまや中南米全体が中国の手中にあるのだ」

このイベントのゲストリストには、ブラジルのボルソナロ大統領の三男で下院議員のエドゥアルド氏も名を連ねています。

中国共産党の宗教迫害に関する話を聞いたボルソナーロ氏は、1999年から中国で迫害の対象になっている平和的な心身修養法「法輪大法」に対する残虐行為を非難する態度を表明しました。

ブラジル社会自由党(PSL)下院議員 エドゥアルド・ボルソナーロ氏
「私はエドゥアルド・ボルソナーロだ。中国共産党による法輪大法への迫害に反対だ」

アルゼンチン代表で、大統領候補であるハビエル・ミレイ氏も、次のように述べています。

アルゼンチン・リバタリアンの議員 ハビエル・ミレイ氏
「私は当選する前に、暗殺政権とは取引しないと表明した。中国が共産主義のままで、国民の自由を尊重しない限り、中国との関係を推進することはない」

ブラジルは農業大国です。世界第5位の食糧生産国であり、大豆の収穫量においては世界第1位です。戦争でロシアとウクライナからの輸出が減少する中、中国はブラジルでのビジネス取引とその影響力を強めています。

作家・政治アナリスト ホセ・カルロス・セパルベダ氏
「ブラジルでは、アグリビジネス(農業関連産業)に関わる多くの人々が、中国がその産業に進出していることに気づいていない。中国が必要としている産業、つまり中国は食糧が必要だ。そして、中国(共)は、少しずつ食品ビジネスに浸透し、いつかは内側から攻撃を仕掛けてくる。最も重要なのはお金だと誤解している人があまりにも多い。多くの場合、お金を手に入れても自由を失うことになる。そしてその後、中国企業との取引で起きているように、いずれそのお金を失うことになるかもしれないのだ」

〈字幕版〉

 
 

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