披露宴動画の全面削除で「問題を解決せず問題提起した人を解決した」【禁聞】

先日インターネットに公開された四川省大涼山の結婚披露宴の動画が拡散され、話題になりましたが、この動画が現地の貧しさをありのままに映し出して、当局の言う「貧困からの全面的な脱却」という嘘を暴く結果となったため、撮影したネットユーザーが警察から呼び出されました。

動画
「結婚披露宴だ。ははは、あなたたちで食べて」

「祝い酒を飲みに行くんですね! ははは」

6月9日、中国の動画配信者の陳健さんが四川省涼山イ族自治州美姑県のイ族の結婚披露宴を撮影し配信したことで、現地の派出所と宣伝部職員から呼び出されたとの話がインターネットに流れました。その理由は、この動画が現地の「貧困脱却」のイメージと感染症対策に影響を与えたからだと説明しています。

陳健さんは、州政府のインターネット監督部門からの電話を受け、その後美姑県共産党委員会書記、警察、政法部門などから相次いで電話が入ったうえ、警察からはさらに「ちょっと話をしよう」と呼び出されたと明かしています。

その後、陳健さんは警察から陳述書を書くよう求められ、さらにいわゆる「ポジティブなエネルギーの宣伝保証書」に署名し、母印を押すよう要求されました。

この動画は中国のインターネットに投稿されていましたが、中共から全面的にブロックされました。

民主活動家 康朋虎氏
「現在、中国国内で動画配信を行っている人たちは、誰もがやるせない気持ちになっている。どんな言葉が共産党のセンシティブな神経を逆なでするか分からないからだ」

何を撮影したために、中共をここまで怯えさせたのでしょうか。

動画
「たくさんの人でにぎやかだ。新郎ですね。こんにちは。こんにちは」

「先に入ってご飯を食べて。入って座ってよ」

「ちょっと拝見しますね」

「私たちが腕によりをかけた料理を味見してよ」

「いいですね」

「これが彼らの新居だ」

「あなたたち先に座って。豆腐のスープを持ってきてあげよう」

中国の元警察官 民主公益活動家の董広平氏
「ここにいる人たちの服装や住居、装飾品から、彼らが非常に貧しいことが見て取れる。みんな地面に座っているし、物も地面に置いている。アフリカの貧困に匹敵する。しかもこれは結婚式だ。もし結婚式でなかったら、彼らの日常はどんな風なのだろうか。彼らが食べているもの、着ているものはどんな風なのだろうか」

動画では、披露宴に参加した老若男女全員が地べたに座り、道端で高菜と豆腐のスープを食べています。新郎新婦の新居も粗末で、使えるような椅子も家電製品も見当たりません。

中国の元警察官 民主公益活動家の董広平氏
「共産党が中国で政権を握ってこれほど長い時間が過ぎたのに、農民はいまだにこのように貧しい生活を送っている。全国で貧困から脱出したというが、いったいどんな基準なのか。これらの人々は貧困から脱出したと言えるのか。だから中共はこの動画をあっという間にブロックし、削除し、取り調べを行い、当事者を脅すのだ。中共は問題を解決するのではなく、問題を提起した人を『解決』するのだ」

動画の公開後、インターネットに衝撃が走りました。多くのネットユーザーがなぜこんなに貧しい地域があるのかと声をあげました。

民主活動家 康朋虎氏
「中国の農村や農民はとてもかわいそうだ。当局は中国の農民の生き死にはどうでもいい。こんな山奥の地域など言わずもがなだ」

この動画が公開されたのは5月末でしたが、なぜ6月になって突然、現地政府の緊張を誘発したのでしょうか。

中国の元警察官 民主公益活動家の董広平氏
「カギを握っているのが現地の政府高官だ。現地高官は習近平が四川省を訪れるのを知り、この動画がこんなに人気が出ているのも知り、こんなにたくさんの人が見ているのも知った。すると彼らはすぐに、彼らの官職のことを考える。そして急いで呼び出しをかけたり、陰謀論を持ち出したりする。中共はこれほど庶民を恐れているのだ」

この動画は、中国の僻地における貧困問題に対し、国内外からの注目を改めて集めました。

実際には、2020年には早くも中共当局は全国の貧困県が「すべて貧困から脱出し、汚名をすすいだ」として、いわゆる「小康社会」が全面的に実現したと発表しています。

2021年2月、習近平総書記は「中国は貧困との戦いで全面的に勝利し」、1億の農村の貧困人口すべてが貧困から脱出したと発表しました。

民主活動家 康朋虎氏
「彼らは貧困者支援はすでに完了し、全面的に小康状態に入ったと言うが、ではなぜこのように貧しい地方がまだあるのか。彼らは宴会をするのにも地面でやり、その貧しさはまさに発展途上国のようだ。アフリカのように貧しいのだ」

今回の四川省大涼山の結婚披露宴の動画は、中共のいわゆる「全国民が貧困から脱出した」という虚言を暴いたとの声もあります。

 
 

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