赤字に苦しむ上海郊外の農家「野菜はあるのに販売できない」

上海都市封鎖が今も続き、多くの住民が食べ物を買えず、物価も高騰しています。しかし一方で、上海郊外の多くの野菜基地では、当局の感染症対策によってたくさんの野菜が放置されています。農民が丹精込めて生産した野菜が腐り続けています。

「中国のイチゴの郷」とも呼ばれる上海市青浦区白鶴鎮の19か村のイチゴ栽培面積は合計5600ムーで、一日当たりの生産量は52.5トンです。しかし、今年は感染症対策によって販売が低調で、栽培農家400戸あまりが赤字に苦しんでいます。

上海でイチゴ農家を営む張さん
「イチゴ基地のイチゴは全部赤字だ。封鎖されてもう2か月になる。販売が許されず、すべて腐ってしまった。農地1ムーあたり1万元の損失が出ている。うちの農地は100ムー以上なので、100万元以上の損失だ。一部のエリアでゼロコロナをやっているけど、意味がない。まだどこも封鎖解除されていないので、何をやっても赤字だ。すべて止まっている」

ドローンからの音声
「5月11日0時から5月15日24時まで、本区域では『沈黙期(共同購入禁止)』を実施する」

感染拡大の期間中に、物流が止まり、道路封鎖が相次いだため、イチゴ農家は居住区や企業、公的機関に共同購入を呼びかけ、配達に政府の協力を求めていましたが、どれも実現しませんでした。

上海でイチゴ農家を営む張さん
「供給は確保されている。野菜や果物には供給が確保されているので、彼らを呼んで配送してもらうことはできる。だがルートが確保されなければ、顧客のところには届かない。イチゴは腐りやすいし値段も高い。だからやらない」

5月10日、上海市浦東新区で農業を営む徐さんは動画を通じて、自身の60ムーの畑で育てている野菜が収穫時期を迎えたが、買い手がいないと訴えました。

上海市浦東新区で農業を営む徐さん
「指導者のみなさま、見てください。我々農家がこんなにたくさんの野菜を育てているのに出荷できないでいます。引き取りに来る車がないからです。どうしたらいいのでしょうか。こんなに見事な野菜です、見てください。本当に惜しいことです」

上海市青浦区朱家角鎮万隆村 農家の女性
「これは私たちが植えた芥蘭(カイラン)だ。昨日すでにこのようなハウスをいくつも撤去した」

4月18日、上海市青浦区朱家角鎮万隆村の農家は動画を投稿し、「どの農家も野菜を売りさばけない。全部開花してしまった。ハウスをいくつも撤去した。居住区では野菜が手に入らないと聞くが、ここの野菜基地では野菜一本だって売れない。どこの農家も赤字だ」と訴えています。

上海市青浦区朱家角鎮万隆村で農業を営む張さん
「上海全体に感染症が広がって、上海全部が封鎖された。だが我々のところには(感染は広がってい)ない。だけど、私たちは行きにくい」

上海市民の黄さんは、「都市封鎖が始まってから、政府はほんの少しの野菜を配っただけで、上海在住だが他地域に戸籍のある人はそれすら手に入っていない。共同購入して高い野菜を買うしかない」と明かしています。

上海市民の黄さん
「4月1日に都市封鎖が始まってから40日が過ぎた。その間に米2.5キロが配られた。4月7日までに野菜が1回配られた。その後我々はクレームを入れた。近日、野菜が少しと肉類がほんの少し配られたので、惜しみながら食べている。よそから上海に来て部屋を借りて出稼ぎ労働をしている人たちの中には、食べるものがなくなった人もいる」

「物資がほしい!我々は生きたい!」

 
 

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