世界報道自由度ランキング2022 下落幅最大は香港

フランス・パリに本部を置く国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団(RSF)が3日、「世界報道自由度ランキング」を発表しました。対象国は世界180の国と地域で、報道の自由度を国別にランク付けしています。今年はメディアの報道の自由が急落した地域として香港が挙げられています。 今年のランキングによると、日本は71位、台湾は38位、中国は175位、北朝鮮は180位となっています。

今年の世界報道自由度ランキングによると、香港のメディアの自由度は、昨年の80位から148位へと急落しています。

蘋果日報(アップル・デイリー)や立場新聞(スタンド・ニュース)のような独立系報道機関が閉鎖に追い込まれ、一部の読者は行き場を失ったと感じています。

非営利ニュースサイト「香港自由新聞(HKFP)」元編集者 クリス・チェン氏
「閉鎖された3大独立系メディアがなければ、ニュース自体への関心が大きく失われる。毎日の主なニュースを知るためには、これらのメディアにアクセスするべきだからだ。政治、経済からエンターテイメントまで、一つのメディアで好きなものを読むことができるのだ。しかし、今はその選択肢がない」

今年のランキングでは、過去最高の28か国で、報道の自由が非常に悪いとされています。

最下位10か国には、ミャンマー、中国、エリトリアと180位の北朝鮮が含まれています。

上位には、北欧のノルウェー、デンマーク、スウェーデンが挙げられており、ノルウェーは6年連続で首位となっています。

英国は24位で、トリニダード・トバゴのすぐ上、ナミビアよりも下になっています。

〈字幕版〉

 
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