北京市 地下鉄やバス路線閉鎖 感染症対策強化

中国の首都・北京は3日、地下鉄の駅とバス路線の多くを閉鎖しました。当局はまた、多くの公共施設における中共ウイルスの感染症対策を延長しました。

北京市の発表によると、地下鉄の60以上の駅と約160のバス路線が閉鎖されました。

当局はまた、特定の公共の場所に対する閉鎖を延長すると発表しました。例えば、学校、レストラン、一部の企業、そして集合住宅も対象となっています。しかし、その期限は明らかにされていません。

人々の忍耐は極限に達しています。ある女性は涙ながら規制への不満を訴えています。

北京市民 李さん
「一番大切なのは人だと思う。元々人で賑わっていた街が、今は空っぽだ。この状況を目にした時、どうやって生きていけばいいのかと思ってしまう。抑さえつけられて、心が重苦しい」

一日に数十人の新しい感染者が出ているため、北京では大規模なPCR検査を行っています。ウイルスが蔓延する前に発見し、それを隔離しようとしています。

今週、北京市内16地区のうち12地区で2回目の検査が実施され、さらにもう1回行われる予定となっています。先週にも3回の検査が行われました。

北京在住の金融専門家 馬さん
「北京の規制措置は非常に厳しい。食事に行くこともできないし、抑圧されている感じがする。毎日PCR検査を行い、自分が病気でないことは分かっている。感染していないのに、病気であるかのような閉塞感を感じている。この規制は行き過ぎだと思う。人をイライラさせるものだ。人々は耐えられないのだ」

4日、当局は海外から入国する際の隔離施設での滞在期間を14日間から10日間に短縮すると発表しました。しかし、外国人入国者の場合、10日間の集中隔離の後、7日間の自宅隔離を必要としています。

〈字幕版〉

 
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