深刻な食糧不足に怒る上海住民がたらいをたたいて当局に抗議

上海都市封鎖が始まってから1か月が過ぎ、飢えに苦しむ住民が先日、一斉に「たらいを叩いて」当局に不満を表明し始めました。しかし、当局はこれを「外国勢力」のせいだとしています。また、ある居住区では居民委員会に押しかけた住民が山積みにされた大量の支援物資を発見し、激怒した市民と委員会職員との間で衝突が発生しました。

動画によると、上海黄浦区共産党委員会書記と区長が4月27日に市の上層部とともに瞿渓路(くけいろ)の居住区を視察した際に、現地住民が一斉にたらいを叩いて抗議し、政府に支援物資を要求しました。

現地住民
「見てみろ。我々の居住区ではもうすでに食べ物は残っていない。食べるものがない。今、庶民はこの中で(たらいを)叩いている。今、幹部が(視察に)来ている。これは、幹部が来ている。庶民はすでに1か月以上も閉じ込められている。見ろ、外に幹部が来ている」

都市封鎖の続く上海では、食糧の尽きかけた多くの住民がたらいを叩いて当局の都市封鎖に抗議しています。

上海市当局は民衆の訴えを無視しているだけでなく、今回の抗議活動をいわゆる「外国勢力」のせいだとしています。

居住区の放送音声
「外国勢力が中国の住民を扇動している…」

これだけでなく、上海市閔行区梅隴鎮では白い防護服を着た感染症対策員が、鍋をたたいて物資を要求した住民1人を暴力的に連行しました。

また先日、上海の住民十数名が現地居民委員会事務所に押しかけたところ、内部から野菜をはじめとする大量の支援物資を発見しました。住民は激怒して机の上のものを叩き落とし、職員との間で衝突が発生しました。

上海の住民
「みんな見てみろ。居民委員会には野菜や米、牛乳や飲み物が山ほどある」

上海の住民
「お前は我々に食べ物をくれないんだな?」

上海の住民
「居民委員会の消毒殺菌用品はすべてそろっている。飲み物、コカ・コーラ、何でもある。住民は何を食べている?」

上海の都市封鎖によって住民が飢えに苦しむなか、支援物資の横領事件が後を絶たず、民衆の抗議が続出しています。中共は外国勢力の流すデマだとしてこれを否定していますが、上海市民の怒りの声を隠すことはできません。

 
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