北京市民が体験した「4.25中南海事件」【禁聞】

天安門大虐殺から10年後の1999年4月25日。この日、中国では歴史に残るある出来事がありました。天津市で警察が法輪功学習者45人を不当逮捕したことを受けて、各地からおよそ1万人の法輪功学習者が中共の政治中枢である中南海付近にある国務院陳情局を訪れ、静かに陳情を行いました。スローガンもなければ、組織者もいません。ただ合法的な修煉環境の確保を中央政府に求めました。人権が保障されない独裁国で、これほどの大人数が当局に対し平和的に彼らの要求を伝えたことは、当時国際社会を驚かせました。北京航空材料研究院の元職員で、現在は米国在住の法輪功学習者李月金さんも、現場にいた一人でした。

法輪大法は、心身の健康を高める気功修煉法として、1992年に中国で初めて一般公開されました。著しい病気治療の効果が口コミで広がり、修煉者が急増しました。中共当局の統計によると、1999年までの7年間で、修煉者の数は7000万人から1億人に達しました。

当時、北京航空材料研究院に勤務していた李月金さんも、修煉で受益した一人でした。

米国在住法輪功学習者 李月金さん
「当時、真・善・忍に従って良い人にならないといけないという師父の言葉が心に響いた。そしてある日、私はお腹の痛みが消えたことに気づいた。元気を取り戻し、世界が一気に明るくなったように感じ、本当に嬉しかった」

1999年4月11日、当時の中共政法委員会書記羅干(ら・かん)の相婿、何祚庥(か・さくしゅう)が天津の雑誌に法輪功を誹謗中傷する文章を掲載しました。事実と異なるため、天津の法輪功学習者らが陳情を行ったところ、23日に天津の警察が学習者らに暴行を加えたうえ、45人を逮捕しました。その際警察は、問題を解決したければ北京に行って陳情するしかないとそそのかしました。

米国在住法輪功学習者 李月金さん
「当時私は、こんなに素晴らしい修煉法なのに、その弟子をこのように扱うのは、 きっと、私たちのことをきちんと理解していないからだと思っていた。 天津市公安局の局長は、『天津では解決できない。 問題を解決したければ、北京に陳情に行くしかない。陳情局は中南海の向かいにある』と言った」

4月25日午前6時過ぎ、李月金さんは数人の学習者と共に、中南海の隣にある陳情局に行きました。

米国在住の法輪功学習者 李月金さん
「当時、警察から何しに来たのかと聞かれた。 私たちは法輪功のために陳情に来たと言いました。 それから警察の指示で、私たちは北海から府右街まで列を作った。 高所から見ると、私たちが中南海を包囲しているように見えるが、当時は何も考えずに警察の指示通りに並んだ。 その後、テレビで中南海を包囲したと報道されたが、これには納得がいかない。警察が私たちにそう指示したのだから。彼らは罠を仕掛けたのだ」

陳情のために各地から上京した法輪功学習者たちは、当局の陳情条例に基づいて、政府に自分たちの心の声を伝え、誤解が解けることを願っていました。

学習者たちは警察の指示通りに列を作り、静かに待っていました。地面に座って瞑想する人、静かに法輪功の書籍を読む人、警官がポイ捨てしたタバコの吸殻を拾う人。 トイレに行く回数を減らすために、一部の学習者は水を飲むことすら我慢していました。

米国在住の法輪功学習者 李月金さん
「ゴミ袋を手に、現場に落ちているゴミを片付ける学習者もいた。当時の場面は本当に…、この年になるまで一度も見たことのない壮大な場面だった。歴史に残る1日だったと思う」

その後、法輪功学習者の代表5人が、当時の朱鎔基総理一行と国務院に入りました。朱鎔基総理に対し、天津で不法逮捕された法輪功学習者の釈放、法輪功書籍の出版許可、合法的な修煉環境の確保などの3つの要求を伝えました。

米国在住の法輪功学習者 李月金さん
「夜9時までずっと待っていた。そして人が出てきて 『解散だ。問題は解決した』と言った。みんなは、ゆっくりと静かにその場を離れた。三つの要求は全部受け入れてくれた。円満に解決したので、私たちは解散した」

中共政権に対し、1万人もの人が平和的に整然と陳情を行ったことは、国際社会をも震撼させ、各国メディアが相次ぎこのことを報道しました。

しかし、4・25中南海事件は円満に幕を降ろしたものの、当時の共産党トップ・江沢民の魔の手がすでに法輪功学習者を狙っていました。

1999年7月20日、江沢民は法輪功に対する全面的な弾圧を命じ、全国で一斉に法輪功学習者に対する逮捕が始まりました。

李月金さんも迫害を受け、当局の監視下に置かれ、何度も強制連行されました。

中国から脱出し、現在は米国で暮らしている李さんは、中国で迫害を受けている法輪功学習者のために奔走しています。世の人々が善悪を区別し、善良な人が迫害を受けることのない世の中になることを切に願っています。

 
 

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