中共はなぜ「ゼロコロナ」に固執するのか

中国共産党のゼロコロナ政策により、上海は現在厳しい封鎖管理下に置かれ、中国経済にも深刻な影響を与えています。工場や企業は閉鎖され、消費者は自宅に閉じ込められ、港やサプライチェーンは混乱に陥っています。中国の国家衛生健康委員会の責任者は18日に発表した文章で、中国はウイルスと共存するという「誤った思想」に断固反対すると述べました。

中共は、自国の経済に大きな損失を与えるような政策に、なぜこれほど固執するのでしょうか。報道をご覧ください。

中国国家衛生健康委員会の馬曉偉(ば・ぎょうい)主任は、「苦労して勝ち取ったパンデミックの予防成果を強固にし、第20回党大会を迎えるために実践的な行動を取る」と述べました。

この発言で興味深いのは、ゼロコロナ政策をこれから開催される中国共産党の重要な会議と関連づけたことです。習近平総書記は、この第20回党大会で3期目を目指しています。

では、なぜゼロコロナ政策はこの党大会に関連付けられているのでしょうか。この政策は、国民の幸福よりも、政治的な動機を優先しているのでしょうか。

中国問題専門家の唐靖遠(とう・せいえん)氏は、ゼロコロナ政策が成功するか否かは、習近平の3期目の続投に直接影響すると述べます。

中国問題専門家 唐靖遠氏
「習近平は、ゼロコロナ政策による感染症対策の成功を3大政治業績の1つと位置づけている。ゼロコロナ戦略が他の戦略に取って代わられるのを、彼は許せないのだ。もしそうなれば、習近平が感染症対策で重大なミスを犯したと発表したのと同じことになる。これは、習近平の3期目続投への大きな障害となるだろう」

ゼロコロナ政策によるロックダウンは、中国経済に大きな影響を与えています。工場は操業を停止し、3月の小売売上高は前年同月比で減少しています。

人々は家に閉じ込められ、食料品も買えず、飢えています。封鎖管理に耐え切れず、自ら命を絶った人もいます。

中国経済と自国民に打撃を与えながらも、なぜ習近平はゼロコロナ政策に固執するのでしょうか。唐靖遠氏は、「習近平は権力を維持するためなら、どんな犠牲を払っても構わないと考えている」と指摘します。

中国問題専門家 唐靖遠氏
「中国共産党の幹部は、常にこういう考え方をしている。中国共産党は、どんな犠牲を払ってでも政治的目標を達成し、権力を維持しようとするのだ。なぜなら、もし権力を失えば、二度と取り戻すことができないからだ。経済が崩壊しても、将来的にゆっくり回復させようとすることはいつでもできる。例え人々の生活や健康に影響があったとしても、それは重要なことではないのだ」

唐靖遠氏は、今年の11月に開催される中国共産党の第20回党大会が終わるまで、中共はゼロコロナ政策を押し通すとみています。

〈字幕版〉

 
 

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