「笑えない茶番だ」複数の選手が一時的に参加資格抹消【禁聞】

北京冬季五輪が開催される中、あちこちから罵声が聞こえてきます。不当判定に対する仲裁のほか、一連の「服装の規定違反」などにも各国メディアやスポーツファンは納得しておらず、ドイツスキー協会の会長も、これは茶番だと述べています。中国のスピードスケート選手の「疑わしい」動作についても海外メディアは大々的に報じていますが、中国メディアは無言を貫いています。ソウルニュースウェブサイトには「主催国の中国にすべてのメダルを持っていかせよう」との皮肉の利いた記事が掲載されました。

フィギュアスケート男子米国代表のビンセント・ジョウ(Vincent Zhou)選手は、団体戦で米国の銀メダルに貢献しました。同選手は2月8日の個人男子ショートプログラムにも出場予定でしたが、中共ウイルスの検査結果が陽性となり、欠場を余儀なくされました。この結果にジョウ選手は驚きを隠せず、自分は感染しないよう細心の注意を払ってきたし、可能な限りの予防対策をしてきたと話しており、すでに自分はある程度の隔離期間を終えているので、この状況の規模と苦痛は信じがたいほどだと漏らしています。

今回の冬季五輪新種目のスキージャンプ混合団体で7日、出場選手が立て続けに出場資格を抹消されるという混乱が生じました。日本、ドイツ、オーストリア、ノルウェーの女子選手5人が、スーツの規定違反で失格となり、選手とコーチはその場で衝撃を受け、日本の高梨沙羅選手は泣き崩れました。ドイツスキー協会のホルスト・フッテル会長は、「スーツの規定違反がスキージャンプの強豪4か国の選手に起きた。これは笑えない茶番だ」と述べました。

元五輪水泳選手 黄暁敏氏
「彼らはみんな名選手、国際的な選手だ。だから彼らはみな、どんなスーツを避け、どんなスーツを着用すべきか知っていたはずだ。中共体制のもとではこのようなことが起こるのも、不公平な判定などもすべて私の想像の範囲内のことだ。金メダルの獲得数で一位になるのが彼らの最終的な目標だ」

7日に行われたショートトラック女子500メートル決勝で、中国の范可新選手がコース上の黒いブロックを掴むとカナダ選手に向けて滑らせ、このカナダ人選手は転倒しました。

元五輪水泳選手 黄暁敏氏
「もし不注意だったとか、うっかり相手に接触してしまったという場合は、審判が判定するし、規則がある。だがあんなに露骨なやりかたで人を押しのけている。これは邪悪で、非常に不健全な心理による一種の戦術だと感じている」

男子ショートトラック1000メートル決勝で発生した接触も、物議を醸しています。中国の任子威(じん・しい)選手とハンガリーのシャオリンサンドル・リュウ選手が、ゴールライン前で競り合い、最終的に任子威選手がシャオリンサンドル・リュウ選手を押して転倒させました。しかし転倒させた任子威選手は失格にならなかったばかりか、金メダルと銀メダルも中国に転がり落ちました。中共メディアは中国チームを「金銀メダルを独占」と持ち上げました。

また、男子ショートトラック1000メートル準決勝で、韓国のファン・デホン選手とイ・ジュンソ選手がそれぞれの組で1位と2位でゴールしたにもかかわらず、コースの変更中に違反があったとする不可解な判定で失格となりました。

元五輪水泳選手 黄暁敏氏
「韓国の全国民が非常に憤慨している。中共がこの種の恥ずべきこと、不名誉なことをやっているからだ。韓国だけでなく、米国やハンガリーなど多くの国の選手が自分のやり方で、今自分たちに対し行われている不公平な判定に対し抗議している」

疑惑の判定が続く中、主催国の中国からは174人の選手が出場していますが、その中には海外から帰化した選手も数多く含まれています。開催国枠で出場することになったアイスホッケー中国代表の選手25人のうち、19人がこうした帰化選手です。

研究者は、もはやこのように汚染されてしまった、中共はスポーツ界を蝕んだと指摘しています。

元首都師範大学教授の李元華氏
「中共はなぜ喜んでこのような大金をつぎ込むのか。IOCのような組織はすでに商業組織に姿を変えている。するとこの商業組織は、巨大な商業利益が生まれることを望む。中共はIOCの委員に個人的便宜をはかることもして、自分たちの代わりに彼らに世界で宣伝させているのだ」

元五輪水泳選手 黄暁敏氏
「中共はこうしたことを行っているが、彼らは自分たちの行為が恥ずべきことだとは思っていない。彼らは金メダルを獲得するためなら、どんな代償を払っても構わない。外国からどう思われようとも、金メダルが手に入ればそれでいいのだ」

国際試合の観衆が一番望んでいるのは、陰で画策される騙し合いではなく、トップクラス選手の切磋琢磨です。大会直前に中国代表団は天安門で「指導者の恩に報いる」と宣誓しました。海外からの目は現在、今後の数日間の間にほかにも「外国人に中共をはっきりと理解させるような絶好のチャンス」が生まれるだろうかという点に注がれています。

 
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