偽iPhone交換で1億円以上だまし取った中国人男性に実刑判決

米バージニア州に住んでいた32歳の中国人男性が偽造iPhoneを密輸し、Apple社の保証サービスを利用して約100万ドル(約1億1千万円)相当のiPhoneをだまし取ったとして、2月1日の裁判で禁固26か月の実刑判決が下されました。

判決が下された吳海騰被告は、2013年に工学の修士号を取得するために渡米しました。

2016年から2019年の3年半にわたり、吳被告は香港から偽造iPhoneを密輸していました。

偽造iPhoneには、保証期間内のiPhoneに対応する製造番号(IMEI番号)とシリアル番号が偽装されていました。

呉被告と共犯者らは、Apple社に対し、保証期間内にiPhoneが壊れたと偽り、保証サービスにより約100万ドル(約1億1千万円)相当のiPhoneをだまし取り、交換した本物のiPhoneを中国に転売していました。

1日、ワシントンDCの連邦地方裁判所は呉被告に対し、禁固26か月の実刑判決と約100万ドルの賠償金及び同額の資産没収を命じました。

共犯者の呉被告の妻と、別の中国人1人も同様の罪で有罪となりました。 呉被告の妻は懲役5か月、もう1人は3月10日に判決が言い渡される予定です。

 
関連記事