米選手団は中共の怒り買うリスクは犯さないで=ペロシ下院議長

北京冬季オリンピック開幕の前日、米国のナンシー・ペロシ下院議長が超党派組織「中国問題に関する米連邦議会・行政府委員会(CECC)」の公聴会で、中国の人権弾圧について発言しました。

ペロシ議長は3日、米国には開催国が犯し続ける数多くの人権侵害に「光を照らす差し迫った道徳的義務」があると述べました。

ナンシー・ペロシ米下院議長
「商業的利益のために、中国での人権侵害に声を上げないのであれば、どこの国でも、人権侵害に対して声を上げる道徳的権威を失ってしまうのだ」

一方、米国の選手団に対しては、中国にいる間は安全のため、政治的発言を控えるように助言しました。

ナンシー・ペロシ米下院議長
「選手たちに言いたいのは、あなたたちは競技をするためにそこにいる。中国(共)政府は冷酷だから、彼らの怒りを買うリスクは犯さないでください。はっきり意見を述べたいという誘惑に駆られる人もいるだろう。尊重するが、中国(共)政府が何をするかわからないという懸念もある」

ペロシ議長はまた、中共のいわゆる善意を信用してはいけないと選手たちに念を押しました。

 
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