トラックの大行進 5万台以上集結 マスク氏も支持

カナダワクチン義務化に反対するトラックによる大行進「フリーダムコンボイ2022」運動はカナダ全土を席巻しているだけでなく、米国からも多くのトラックが応援に駆けつけています。

トルドー政権のワクチン義務化に抗議し、1月25日から、トラック運転手が続々と「フリーダムコンボイ2022」に加わり、カナダ全土から数万台のトラックが首都オタワに向かって行進しています。

23日に西部のブリティッシュ・コロンビア州から出発した車列は、カナダ大陸を横断して数千キロも走り、オタワに向かっています。その道中、数え切れないほどの人々に迎えられ、エールが送られました。

抗議者のケレンさん
「私たちはこの国を取り戻すために頑張っている。トラック運転手のためだけではない。私たちは彼らを支援しているが、国全体のため、実は全世界のためでもある」

抗議者のサンディさん
「今こそ団結する時だ。バラバラにならず、分裂せず、仕事を失わず、家庭を失わず、団結するのだ」

「フリーダムコンボイ2022」には、カナダ国内のトラックだけでなく、米国からも多くのトラックが応援に駆けつけています。

世界一の富豪で、テスラの創業者であるイーロン・マスク氏も、遠くテキサス州から「トラックドライバー、最高」とツイートし、支持を表明しています。

「フリーダムコンボイ2022」の主催者によると、活動に参加しているドライバーの多くはワクチン2回目の接種済みであり、抗議活動に参加したのは自由の権利を守るためだと示しています。

現地時間27日の時点で、西部からのトラックの車列は70キロにわたり延々と続き、ギネス世界記録の10倍を記録したとのことです。

29日には、5万台以上のトラックが首都オタワに集結し、連邦政府のワクチン義務化に対する大規模抗議活動が展開される予定です。

 
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