中国に拒否されたリトアニア産エバミルク 台湾企業が買い取る

リトアニアへの中共政権の貿易規制に対し、台湾が再び救いの手を差し伸べました。両国間の友情をより一層深めるために、コンテナ一つ分のミルク製品がミルクティーに変身します。

台湾は再びリトアニアに手を差し伸べました。今回は、コンテナ一つ分のエバミルク(濃縮ミルク)を買い取りました。

中国共産党は、リトアニアの台湾支援に対し、報復行為を続けています。しかし、台湾はリトアニアを応援しているようです。

中国の税関は最近、リトアニア産のエバミルクを積んだコンテナの入港を阻止しました。このコンテナは2か月以上も海上で足止めされていました。

12月末に、香港人が経営する台湾の食品会社がこのコンテナを引き取りました。製品はミルクティーになって、台湾市場で販売される予定です。

ミルクティーのパッケージは、リトアニア国旗の色「黄、緑、赤」を基調としたデザインになる予定です。このエバミルクを買い取ったのは、台湾の甘田食品科技です。

台湾甘田食品科技股份有限公司代表 董家威氏
「需要があったのに、このコンテナを下ろす場所がなかったのだ。私はこのコンテナが無視されたと聞いた。中国(共)の税関はこのコンテナを無視したのだ」

甘田食品科技の代表、董家威氏によると、エバミルクのパッケージのラベルは、もともと中国の顧客向けに作られたもので、リトアニアの企業が台湾市場向けに作り直すとのことです。

香港出身の董氏は台湾に住んで30年になります。中国共産党の支配下で、香港は悪い方向に変化してしまったと語ります。

昨年11月、台湾はリトアニアに「台湾代表処」を開設しました。それ以来、中共政権はリトアニアに対して、特に貿易において報復行為を続けています。

中国共産党との戦いにおいて、リトアニアは一人ぼっちではありません。台湾のみならず、米国や欧州連合(EU)もリトアニアへの支援を表明しています。

〈字幕版〉

 
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