中国の醜い建物トップ10 発表 トップは恒大集団の建築物

中国の建築ウェブサイトが近日、2021年版「中国の醜い建物トップ10」を発表しました。恒大集団が手がけた建築群が醜い建物の第1位に選ばれています。

12月16日、中国の建築ウェブサイト「建築暢言網」が、2021年版「中国の醜い建築トップ10」を発表しました。経営危機に陥ってる不動産開発大手恒大集団が手がけた海南省儋州市(だんしゅう-し)の海花島建築群がトップに選ばれました。

選出の理由は、「妄想と高慢による産物であり、海洋生態系を破壊している。形状が怪異かつ乱雑であり、典型的な低俗な文化観光のプロジェクトだ」としています。

第2位は、江蘇省の蘇州湾文化センター、第3位は山東省の済南弘陽プラザです。理由は「デザインが派手すぎる上に無駄が多い」、「設計は大げさで、現実味のない抜け殻のようである」、「街の景観を破壊している」としています。

第4位は、グランドメトロパークホテル北京です。選出の理由は、「建物の改修において、元からある設計上の欠陥が修正されていない。改修後はさらに醜くなり、首都の東側玄関のイメージを損なった」としています。

「建築暢言網」は、「中国の醜い建物トップ10」を12年連続で選出しています。

 
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