中国 今年2回目の預金準備率引き下げ

中国の中央銀行である中国人民銀行は、今年2度目となる預金準備率の引き下げを発表しました。その理由は何でしょうか?そしてこれは米国にどのような影響を与えるのでしょうか?

中国人民銀行は6日、12月15日から預金準備率を0.5ポイント引き下げ、1,880億ドル(約21兆4千億円)相当の資金を放出すると発表しました。

これは7月に続き、今年2度目の引き下げです。

中国人民銀行は「この引き下げは金融政策の通常の運用」であり、「実体経済を更に強く支える」ために行ったものだと述べています。

ジョージア・カレッジ&ステート大学のビジネス法助教授 ニコラス・クリール氏
「預金準備率の引き下げは、銀行が従来よりも多くの資金を手元に置いておく必要がなくなることを意味する。例えば、銀行が10万ドルの資金を持っていて、預金準備率が10%だとすると、銀行は1万ドルだけ手元に置いておけばよく、残りの9万ドルは人々に貸し出して経済に還元することができる」

ジョージア・カレッジ&ステート大学のビジネス法助教授であるニコラス・クリール氏は、中共の動きは絶望の表れだと言います。

ジョージア・カレッジ&ステート大学のビジネス法助教授 ニコラス・クリール氏
[現時点では、中国の経済は政府の公式発表よりもはるかに弱いことが明らかになっている。中共の「感染ゼロ」政策は、可能な限り感染をゼロにしようと工場や省全体を閉鎖するもので、しばしば製造部門を数週間にわたって一斉閉鎖することもあるということが心の奥底にあったのだと思う。これは経済に大きな経済的損失をもたらしている」

一方、『簡単に解ける投資』の著者であるミルトン・エズラティ氏は、中共はそこまで絶望的ではないかも知れないと言います。

『簡単に解ける投資』の著者 ミルトン・エズラティ氏
「もし、米連邦準備制度が米国でこれを行ったとしたら、それは一種の絶望の表れだと考えられる。しかし、中国人民銀行はこのような特殊な手段を使っている。だから私は、今回の措置が誤解を招くかもしれないという中共政府の見解に同意する」

エズラティ氏は、中共は中国の不動産開発大手・恒大集団の債務不履行スキャンダルのダメージとともに、他の未公表の負債を抱えた企業のダメージも取り繕おうと躍起になっていると考えています。そして、この決定には大きなリスクが伴うといいます。

『簡単に解ける投資』の著者 ミルトン・エズラティ氏
「これは借り入れを助長することになる。しかし、中国は既に大量の負債を抱えている。銀行の貸し出し枠を増やすことで、更に借金が増えることになる。それが1つのリスクだ。いつか最終的に現実となり得るもう一つのリスクがある。より多くの流動性を確保し、事実上より多くの資金を経済に投入することによって、インフレのリスクが生じるのだ。中国は計画経済だが、やはりこれもリスクがあるのだ」

エズラティ氏が語っているように、中共の決定は米国を助けることになります。中国の経済が活性化すればするほど、米国での購買量も増えるのです。

〈字幕版〉

 
 

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