米軍の台湾駐留 約2倍に増加

中国と台湾の緊張が高まっていることを背景に、今年台湾に非公式に駐留している米軍の数が倍増しています。

米国防総省の下部組織「国防人員データ・センター」によると、昨年12月31日から今年9月30日までの間に、台湾に駐留する米軍の数は20人から39人に増加しました。

駐留している39人とは、海兵隊29人、陸軍2人、海軍3人、空軍5人です。しかし米政府は、台湾での駐留米軍の具体的な任務を明らかにしていません。

今年10月下旬にCNNのインタビューで、台湾の蔡英文総統が台湾国軍の訓練を支援するために米軍が駐留していることを認めました。過去40年間で、台湾の総統が米軍の台湾駐留を認めたのは初めてのことです。

中共政府は、米軍の台湾駐留に強く反発しており、中共外交部の趙立堅報道官は以前、「米台間のいかなる軍事的関係にも断固として反対する」と述べていました。

 
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