「米の対中脅威認識は甘い」米シンクタンク中国専門家

中国問題専門家は、中共政府が今年夏に実験を行った極超音速ミサイルは、世界のパワーバランスのゲームチェンジャーになりうると指摘しています。また、米国は、共産中国の脅威に完全に目覚めたわけでないものの、共産主義との戦いを決して放棄したわけではないと述べています。

マイケル・ポール・ピルズベリー氏は、米国防総省の元顧問で、2014年より米シンクタンク・ハドソン研究所の中国戦略センターでセンター長を務めています。

ピルズベリー氏は、最近の中国情勢におけるホットな話題について、NTDのインタビューに応じました。

中共政府が今年の夏に打ち上げた極超音速ミサイル(hypersonic missile)について、ピルズベリー氏は「あの兵器はゲームチェンジャーだ」と述べています。

英紙フィナンシャル・タイムズの10月の報道によると、米当局者の話では、中共当局は極超音速滑空体をロケットに載せて打ち上げる実験を行い、同滑空体は核弾頭の搭載が可能であるとされています。

ハドソン研究所・中国戦略センター長 マイケル・ピルズベリー氏
「あらゆる宇宙兵器や何らかの兵器をいったん軌道に乗せると、宇宙空間や軌道上に滞まり続ける。核を搭載したものも例外ではない。宇宙空間では、全方位から攻撃ポイントに侵入できるので、ミサイル防衛網が機能しない。実際、警告に要する時間さえ確保できない」

加速する中共による宇宙開発に対して国際社会が安全保障上の懸念を強める中、中共は 「再利用可能な宇宙船の技術実験を行ったまでだ」として、ミサイル発射実験の報道を否定する声明を発表しました。

極超音速ミサイルの実験が、米国を偽りの平和から目を覚ますきっかけとなるのかどうかについて、ピルズベリー氏は「そうあるべきだが、そうではない」と答えました。

その理由として、中共が「韜光養晦(とうこうようかい)」路線により低姿勢で穏当な顔を見せてきたことを挙げています。

ハドソン研究所・中国戦略センター長 マイケル・ピルズベリー氏
「米国人の多くは、中国のこの見せかけの姿を信じきっていて、中国との揉め事を望んでいない。残念ながらモーニングコールには決してならない。」

ピルズベリー氏は、米国にとってのモーニングコールは、日米開戦の引き金となった真珠湾攻撃のように鮮烈なものでなければならないと考えています。

ピルズベリー氏は、例えば中共政権から米軍への直接攻撃があれば、目覚めるきっかけになるだろうと述べています。しかし、その可能性は低いと分析しています。

ピルズベリー氏によると、米国人は「中国が好きではない」と明確に示すものの、未だ中国製品を購入したり、中国に投資したいと考えている人が多いと言います。

ハドソン研究所・中国戦略センター長 マイケル・ピルズベリー氏
「つまり、目が覚めたとは言えない状態なのだ」

米上院では中共を牽制する法案が増加していますが、ピルズベリー氏は生ぬるいと感じているようです。

ハドソン研究所・中国戦略センター長 マイケル・ピルズベリー氏
「これらすべての法案はいずれも5〜6人の共同提案者によるものであり、残りの95人の上院議員は法案に署名していない。とても残念だ。中国(共)の台頭に対抗する法案はほとんど通過しないと言っていい」

ピルズベリー氏は、もし中共政権が何らかの軍事行動を起こしても、米国にはそれを阻止する方法はいくらでもあり、また有志議員が再提出した法案は、将来可決される希望があると語っています。

最後に、米国には共産中国との戦いを放棄するという選択肢は全くないと付け加えました。

 
 

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