過去の失脚者に次々とスポットライト? 「大トラ」はすべて江沢民派

中共中央規律検査委員会の公式サイトでは、10月22日から、周永康、薄熙來、王立軍などすでに失脚した10人余りの「大トラ」の名前に再びスポットを当て、再度「粛清して毒を落とす」との文言が掲げられました。

中共は最近になって唐突に、過去に失脚した「大トラ」に対し、新たに名指しして批判しました。

2014年に失脚した元中共政法委員会書記の周永康、2018年に失脚した元中共公安部副部長の孟宏偉(もう・こうい)、2020年に失脚した元公安部副部長の孫力軍の名前が挙げられているほか、2012年に失脚した元重慶市党委員会書記の薄熙来と元重慶市副市長兼重慶市公安局局長の王立軍、2017年に失脚した元重慶市党委員会書記の孫政才の名前もあり、さらに今年失脚した元天津市津南区(しんなんく)党委員会常務委員で、政法委員会書記の孫宝順、元天津公安警察職業学院党委員会書記の蔡培林などが含まれています。

これらの「大トラ」に関する記述の中では、「悪性腫瘍の影響を粛正する」「悪い影響を粛清する」といった文言が使用されており、周永康、孟宏偉、孫力軍に言及した箇所ではさらに「政治的隠れた危険性」などの表現も使用されています。

時事評論家の唐靖遠氏
「これは客観的に見て、習近平の置かれた状況を反映しているのだ。つまり、クーデターを起こして習近平を失脚させたい面々は常に数多く存在しているということだ。当局は今、彼らをもう一度日の光にさらそうとしている。その目的は、習近平の再任を阻んで彼を失脚させようとする一部の勢力の計画を叩くことだ。

また別の要素としては、黄興国(元天津市長)などは謀反に関わっていないにしても、彼らの背後にはもっと上層部の政治的後ろ盾が存在している。彼らに手を下すことは実際には彼らの後ろにいる政治勢力に警告や衝撃を与えることになる。つまり『お前たちの弱みはすべて俺が握っているぞ、だから軽率な行動に出るなよ』という意味だ」

中共から名指しされたこれら失脚した高官は、全員がかつて江沢民派の中心メンバーだったうえ、法輪功に対する全方位的な迫害に参与した、あるいはこれを指導した過去があり、海外の国際組織や明慧ネットで責任を追及されているという共通点があります。

時事評論家の唐靖遠氏
「彼らの失脚は実際には、中共政治局の上層部の熾烈な内部闘争の本筋、つまり法輪功の迫害と、このような巨大な犯罪を是認したくないという矛盾を反映している。だから江沢民一派が償いから逃れるために、当局の転覆を図ったり、暗殺を計画したりした。また、体制内部の人間も、法輪功への迫害を永久に継続させることは無理だと分かったのだ」

六中全会の前夜、江沢民派の中心メンバーの一人で元副首相の張高麗のスキャンダルが突然世間を賑わせ、11月5日には、元公安部副部長の孫力軍が正式に逮捕されました。

中国共産党が5年に一度開く「六中全会」は11月8日に開幕しました。今後の重要方針や党の人事などを決める共産党の会議で、11日までの4日間の日程で開催されます。

会議での人事決定と習近平総書記が来年再任できるかどうかに注目が集まっています。

 
 

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