米議会「華為とSMIC 1千億ドルの米技術輸出許可取得」

中国の通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)と半導体大手の中芯国際集成電路製造(SMIC)は、米商務省の禁輸措置対象リスト、エンティティリスト(EL)に掲載されているにもかかわらず、1000億ドル(約11兆円)以上の輸出許可を得ています。これは、米議会が公開した文書によるもので、議員らの批判を招いています。

米下院外交委員会のマイケル・マッコール下院議員はライセンスデータの公開を要求し、10月21日に下院で承認を得ました。議会の文書によると、昨年11月から今年4月まで、ファーウェイとSMICは合わせて1000億ドル以上の米国技術の輸出許可を取得したことが明らかになっています。

米商務省は、輸出許可は実際の出荷を示すものではないと主張していますが、データによると、SMICのサプライヤーによる輸出許可申請10件のうち9件が承認されています。また同時期に、ファーウェイへの出荷申請も、その69%が承認されています。

 
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