米保守派シンクタンク報告書「米国の軍事力は弱体化」

米保守派シンクタンクのヘリテージ財団が発表した新しい報告書によると、米国の軍事力が低下している一方で、中共の軍事力は拡大しており、より大きな脅威となっていることが分かりました。この報告書は非政府機関としては唯一の米国軍事力の年次評価です。

ヘリテージ財団が発表した「2022年米国軍事力指標」によると、米軍は主に資源の老朽化と投資不足が原因で、任務遂行能力が低下しているといいます。報告書には、「米軍は引き続き米国の重要な国益を守るための要求にわずかに応えることしかできない」と記されています。

この指標では、空軍力が「辛うじて合格」から「弱い」に引き下げられています。同シンクタンクは、パイロットと飛行時間が不足しているためだとしています。

海軍については、「辛うじて合格だが、弱いへ向かう傾向あり」と評価しています。同財団によると、海軍には約400隻の艦船が必要ですが、現在の資金ではそこまで艦船を増強することができません。現在、海軍は296隻の軍艦を保有していますが、その一部は既に老朽化しています。

また、米軍の核戦力については、「強いが、辛うじて合格、あるいは弱まる傾向にある」と評価しています。「核関連事業のほぼ全ての構成要素が、交換または近代化の点で転換点を迎えており、スケジュールの遅れを許す余裕はない」と述べています。

報告書では「中国(共)は米国が直面する最も包括的な脅威である」と強調し、中国(共)を5段階評価の中で最上位の「手強い脅威」と位置づけています。

中共海軍は現在、約360隻の艦船を保有しており、その大半が中国領土近郊に配備されています。一方、米海軍保有の約300隻の軍艦のうち、インド太平洋地域に配備されているのはわずか60隻です。

海兵隊歴20年の退役軍人でもある編集者のダコタ・ウッド氏は、「米国海軍がロシアや中国に対抗するとしたら、両国の総力に対抗できるのはわれわれの戦力のほんの一部にすぎず、太刀打ちできない。紛争が始まる前に既に6対1の不利な状況にある」と述べています。

〈字幕版〉

 
 

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