中共の臓器狩りは「注文殺人方式」

韓国のホラーシリーズ「イカゲーム」がネットフリックス(Netflix)で話題になっています。血まみれのストーリーはもちろん架空のものですが、その筋書の一つは、異様なほど現実に近いものです。人間の臓器が摘出され売られていく、というものです。

人権団体は、中国共産党は、政府が運営する大規模な「注文殺人方式」のネットワークを使い、毎年10万人の政治犯から臓器を奪っていると指摘しています。これは、英国の『デイリー・メール』(Daily Mail)の報道によるものです。

ネットフリックスのドラマが公開されるわずか1週間前、北京当局は、このような政府が主導する強制臓器摘出プログラムなど存在しないと主張しました。

これは、 「中国(共)は特定の民族的・言語的・宗教的マイノリティを狙い、彼らを拘禁し、年間10億ドル(約1138億円)の利益を得ている」との国連の発言を受けてのことです。

国連人権理事会の9人の特別報告者は、1年以上かけて証人の証言や中国の極めて疑わしい臓器提供率について調査を行いました。

彼らは、中国の拘置所で収監者の「強制臓器摘出」が行われているという報告に驚きを隠せないと述べました。

この犯罪は、精神修養法である法輪功の学習者、ウィグル人、チベット人、イスラム教徒、キリスト教徒などのマイノリティを標的としています。

信頼できる情報源からの調査を進め、彼らはおぞましい「注文殺人方式」のシステムにスポットを当てました。中国の病院にかけた覆面調査の電話から、患者がこのシステムを使うことで、どれだけ早く手術を受けられるのかがわかります。この会話は、2019年英国で開かれた「中国・民衆法廷」の公聴会で使われました。

「民衆法廷」は独立機関であり、中国における良心の囚人からの強制臓器摘出について調査しました。

通話の中で、軍病院の医師は「臓器は豊富にあり」「毎月供給される」と調査員に語っています。

「中国・民衆法廷」は、主にウィグル人と法輪功学習者が、臓器バンクとしてバイヤーに利用されていることを明らかにしました。

〈字幕版〉

 
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