米政府 密入国業者情報に懸賞金2億円

米国務省は、密入国あっせんネットワークを運営するパキスタン人の情報に対して最高200万ドル(約2億2900万円)の報奨金を提示しています。この男は、パキスタン人やアフガニスタン人を米国に密入国させたとして訴えられています。移民と国家安全保障の専門家に、米国務省が何故このような高額の報奨金を提示するのかについて伺いました。

米国務省は、パキスタン国籍のアビド・アリ・カーンの逮捕や有罪判決につながる情報に対して、最高100万ドル(約1億1400万円)の報奨金を提示しています。さらに同氏の密入国あっせんネットワークの資金調達を阻止するのに役立つ情報に対しても、追加で100万ドルが提供されています。

カーンは、パキスタン人、アフガニスタン人、その他の中東の人々を南部国境から米国に密入国させるネットワークのリーダーとされています。

カーンの過去6年間の活動は、極めて順調でした。

米移民研究センターの国家安全保障分野上級研究員であるトッド・ベンズマン氏は、米国務省がこのような高額の報奨金を提示することは、どのような人たちが国境を越えて来るのかを非常に懸念していることを示していると述べています。

米移民研究センター国家安全保障分野上級研究員 トッド・ベンズマン氏
「欧州の例を見れば分かると思うが、2015年にこのような大規模な移民が発生したとき、ISISは意図的に工作員を難民や戦時亡命者に紛れ込ませ、国境を越えて送り込んだ。その工作員がパリでテロ攻撃を行い、ブリュッセルでテロ攻撃を行った」

ベンズマン氏によると、何十万人もの移民が米国の南部国境にやってくると、国境警備隊は急増する移民に対処すべく子供の世話や職務遂行に追われて、最前線を離れざるを得なくなります。そのため、何百キロメートルもの国境が無防備な状態になっています。

米移民研究センター国家安全保障分野上級研究員 トッド・ベンズマン氏
「このような状況では、これまでの全ての準備が無駄になってしまう。アフガニスタン人が国境を越えて逃げても、捕まることはない。入境した人間がミッキーマウスを名乗って、亡命を主張することもできる。誰も身分証明書なんか持っていない」

ベンズマン氏はまた、アフガニスタンがタリバンの手に落ちて以来、アフガニスタン人の国外逃亡が急増しており、カーン・ネットワークが活動しているパキスタンに逃げ込んでいるといいます。

米移民研究センター国家安全保障分野上級研究員 トッド・ベンズマン氏
「米国土安全保障の担当者は、欧州で起きたことを思い出しながら、国境を見て神経質になっていると思う。私も緊張している」

ベンズマン氏は、アフガニスタン、パキスタンとテキサスを結ぶ橋を爆破してしまえばいいと述べています。そしてカーンのような男がその橋だといいます。

ベンズマン氏は、南部国境を越えてくるテロの脅威についてもっと知りたい人に対して、彼の著書『米国の隠れた国境紛争:ジハード主義者の侵入を防ぐ戦いの知られざる物語』を読むことを勧めています。

〈字幕版〉

 
 

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