被災者「事前警告なしにダム放流で被害拡大」=河南省洪水

7月下旬、中国河南省では大規模な洪水が発生し、地域住民に甚大な被害をもたらしました。8月25日、衛輝市の被災者らは地元政府庁舎の前で横断幕を掲げ、政府に補償を求めました。近日、被災者の林さんは大紀元の取材を受けた際に、地元当局が故意に被害を拡大させた可能性があると語りました。林さんは、当局が地元住民に事前警告せずに、ダムの水を市内に放流したと述べています。

河南省新郷市管轄下の衛輝市で商店を営んでいる林さんは、7月下旬の洪水で10万元(約170万円)の損失を被りました。林さんは、河南省に起きた洪水は自然災害ではなく人災であると主張しています。理由として、洪水の原因は、当局がダムの水を放流したためだと述べています。

大紀元時報は彼の身の安全に配慮し、仮名を使用しています。

河南省衛輝市の商店主 林さん
「まさかダムが放水するとは思わなかった。もし放水をしなければ、衛輝市はまったく問題はなかったはずだ」

7月23日、連日の豪雨がついにやみ、青空が見えました。しかし、地元の人々は水位が上昇し続けていることに気づきました。水深は深いところで2メートルに達しました。

地元政府が、事前警告もなくダムの水を流したのでした。

河南省衛輝市の商店主 林さん
「地元住民は不思議に思っていた。空は晴れ、雨も止んでいるのに、なぜ水位が急激に上昇しているのか、誰も分からなかった。しかし、地元政府は知っていた。疑問の余地はない。もし人々に警告を発していれば、被害は少なく済んだはずだ」

林さんによると、水害発生の前に、当局は新鄉市を守るために、衛輝市に向けて放流するのではないかとの噂が流れていたといいます。

河南省衛輝市の商店主 林さん
「ダムの放水の前に、新郷市を守るために、衛輝市を犠牲にするという噂が流れていたが、当時、皆は半信半疑だった。『まさか衛輝市の市街地に放流することはしないだろう』と」

林さんによると、当局は警告を発しなかっただけでなく、住民に対し「今後、水位は下がっていく」と通知していたといいます。

河南省衛輝市の商店主 林さん
「事前警告はなかった。むしろ、午後になって水位は著しく下がっていると発表した。これは大きな嘘だ。これが住民の判断を誤らせ、住民らは家財を持ち出すことができなかった」

地元当局による救済がないばかりか、李克強首相が河南省を視察した際には、被災した住民らを騙して新鄉市に送り、体育館に監禁しました。被害者による抗議活動を防ぐためでした。

河南省衛輝市の商店主 林さん
「当局者は被災した住民を新郷市の体育館へ車で連れて行き、門に鍵をかけた。出入りできないように金属製のフェンスまで設置した。彼らは後に釈放された。当局がこのような行動に出たのは、最高指導部メンバーによる視察があったからだ」

洪水により、地元住民は莫大な損害を被りました。しかし、当局からの補償がないだけでなく、外部に被災状況が漏れないように、情報封鎖を行っていたといいます。

8月25日、およそ1000人もの住民が地元政府庁舎の前で横断幕を掲げて、補償を求めて抗議しました。しかし、市長の態度は強硬で、住民らの要求に応じなかったといいます。

 
 

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