上海浦東空港に多数の隔離病棟設置 感染状況の実態が分かる?

中共当局は、中共ウイルスの感染状況に関する最新情報を公表しています。当局の発表では、新規感染者数は減少傾向にあり、中国国家衛生健康委員会の8月23日付の発表によると、22日にはおよそ40日ぶりに中国国内の新規感染者がゼロだったとしています。8月29日の最新の発表でも、新規感染事例23例はいずれも海外からの感染者だとしています。

NTDはCOVID-19を「中共ウイルス」と呼んでいますが、流行初期での中共による情報隠蔽がパンデミックに至る引き金となったからです。

中国におけるパンデミックに関する本当の数字について、NTDは確認することができません。これは、中共がウイルス感染者数を過小報告していること、また情報公開を厳しく規制しているためです。

大都市・上海では、市の衛生健康委員会により20日と21日に5人の新規感染者が確認されたと発表されました。

5人とも上海浦東国際空港の国際貨物部門の従業員で、全員中国製ワクチンの接種を終えていました。

これを受け、同空港のすべての貨物便とサービスが停止しました。ただし、旅客便は通常通り運航すると発表されています。

浦東国際空港は世界で3番目、中国では最大の貨物空港です。

当局は、感染経路については明らかにしませんでした。

浦東国際空港の全従業員を対象にPCR検査が実施されました。その様子は、政府系メディア「新京報」が公開した動画に収められています。しかし、そこには検査を待つ職員の列の近くに、2階建ての隔離病棟が数多く設置されていました。

また、あるネットユーザーが21日に投稿した動画では、当局者が多くの隔離病棟を建設するため定時外で労働している様子が映されています。

一部のネットユーザーは、上海市当局が浦東国際空港での感染状況が深刻であると知ったため、事前に隔離病棟を準備していたのではないかと疑っています。

 
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