必死で愛する人を探す洪水被災者

7月下旬に中国河南省鄭州市で発生した洪水では多くの人が行方不明になりました。生存者らは、行方不明となっている親族の消息を待ち望んでいます。どこかで生き残っているのではないかという希望を持っている人もいれば、息子や娘、兄弟や姉妹、父親や母親がおそらくもう戻ってこないことを受け入れている人もいます。

洪水が引いていく中、生存者らは行方不明になっている親族を、必死に探しています。

55歳の曹愛琴(そう・あいきん)さんは7月20日、河南省新密市のある村の近くで、洪水により流されました。三人の子供はいまだに母親の消息を待っています。浸水した地域は現在封鎖されています。

40代の男性、高富艳(こう・ふえん)さんは、7月22日、周口市で救助活動のボランティアをしている時に河に転落し、流されました。

7歳の少年、王家航(おう・かこう)君は7月23日、救助されてゴムボートで移動中に、ボートが転覆し、行方不明となりました。父親は7月27日、息子の遺体が見つかったと報告しました。

18歳の少女、黄菲(こう・ひ)さんは7月20日、洪水の最中、家族と連絡が途絶え、現在は死亡が確認されています。もう一人の18歳の少女、盧陽涵(ろ・ようかん)さんは、7月20日の洪水の際、自宅に一人でいましたが、現在も行方不明です。

このような事例はまだまだあります。米ニューヨーク・タイムズ紙も、洪水被害者の話を伝えています。

洪水当日、陳書英(ちん・しょえい)さんは夫と3歳の孫とともに自宅にいました。わずか数分で、水位は彼らの腰にまで達しました。洪水が収まるまで数時間も屋根の上に避難していました。彼らは3人の隣人が流されていくのを目撃しましたが、それ以来、誰もその隣人を見ていません。

12歳の男の子、閻芸宸(えん・げいしん)君も公式の行方不明者リストに掲載されています。閻君の祖母はニューヨーク・タイムズ紙に「彼は洪水をちょっと見てくると言って出ていったが、結局戻ってこなかった」と語っています。

張さんは、父親と他の4人の親族を未だ探しています。張さんは、気づいたら水深が1.5メートル以上に達しており、彼らを見つけるのは「遅すぎた」と語っています。

「こんなに大きな洪水を見たのは生まれて初めてだ」と張さんは語りました。そして、いまだに希望を捨てずに家族が帰ってくることを願っています。

鄭州市在住の劉さんは、夫と何日も連絡が途絶えたままだと言います。彼女は3人目の子供を妊娠中です。彼女は、「私はまだ希望を持っている。彼は責任感のある人だ」と言いました。

10代の少年2人も行方不明となっており、両親がソーシャルメディアで助けを求めました。少年たちの写真はすぐさまネット上で拡散されました。しかし、現在は彼らの死亡が確認されています。

死亡が確認される前、少年の姉が、奇妙な体験をしたことをネットに投稿しました。弟の遺体について2度通知を受け、身元確認を求められたといいます。

一度目は2人の男性、二度目は3人の男性の遺体を見せられました。しかし、誰も彼女の弟ではありませんでした。彼女は、「遺体の数は明らかに当局の報告と一致しない」と述べています。

中共当局による最新の公式発表によると、8月2日正午の時点で死亡者数は302人です。

中国人学者が米放送局ラジオ・フリー・アジアに語ったところによると、ソーシャルメディア上に投稿されている大量の情報は、中国共産党が発表している数字の信憑性を打ち砕くものだと指摘しています。

 

 
 

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