中国の小米 出荷台数で初の世界2位に

ある調査によると、中国のシャオミ(Xiaomi、小米)が出荷台数でAppleを抜いて世界2位となりました。これはバイデン大統領がトランプ政権時代のブラックリストからシャオミを除外してからのことです。報道をご覧ください。

中国のスマートフォンメーカー、シャオミは第2四半期に出荷台数でAppleを抜き、サムスンに次いで世界2位となりました。

シャオミの国内ライバルであるOPPO(オッポ)とVivo(ビボ)も、出荷台数の4位と5位を占めています。

市場調査会社のカナリス(Canalys)によると、シャオミの海外向け出荷台数は83%の伸びを示し、トップ5社の中で最大となっています。

カナリスのリサーチマネージャー、ベン・スタントン氏はシャオミが「安価なマス市場向けの製品にかなり偏っている」と指摘し、その平均販売価格はAppleの平均販売価格を75%も下回っていると述べています。

スタントン氏は、シャオミにとってMi 11 Ultra(ミー・イレブン・ウルトラ)のようなハイエンドモデルの売り上げを伸ばすことが今後最大の優先課題になるだろうと述べています。

一方、かつて世界最大の携帯電話メーカーだったファーウェイは、米国の制裁を受けて以後、厳しい茨の道を歩んでいます。調査会社カウンターポイント(Counterpoint)によると、第2四半期におけるファーウェイの世界市場シェアは僅か4%でした。

シャオミはトランプ政権によってブラックリストに載せられていました。トランプ政権はシャオミが中共軍と関係していると非難し、米国の投資家にシャオミの株式を処分するよう命じました。シャオミは中共軍との関係を否定し、米国政府を訴えていました。

バイデン政権は今年5月、シャオミをブラックリストから除外しました。

〈字幕版〉

 
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