「完全なる警察国家」新疆ウイグル自治区

外国人ジャーナリストであるジェフリー・ケイン氏が出版した本は中国新疆ウイグル自治区の内情を伝えています。ケイン氏は徹底した監視とデータ収集により、将来犯罪を犯すかもしれないと見なされた人は逮捕されてしまうと述べています。報道をご覧ください。

海外特派員のジェフリー・ケイン氏は最近「THE PERFECT POLICE STATE(完全なる警察国家)」という本を出版しました。中国の恐るべき監視社会への潜入取材についての内容です。

ケイン氏は、新疆ウイグル自治区から脱出したウイグル人たちと面会し、数百時間に及ぶインタビューを行いました。同氏はまた新疆ウイグル自治区を何度も訪れていますが、2017年最後に訪問したときの様子を語ってくれました。

「完全なる警察国家」の著者ジェフリー・ケイン氏
実に恐ろしい体験だった。なぜなら、私自身も、私が出会った人々も皆、最新のAIシステムで24時間365日監視されていることに気がついたからだ。これは中国(共)政府によって設置されたシステムで、IJOPと呼ばれている

IJOP(アイジェイオーピー)(Integrated Joint Operations Platform)(一体化統合作戦プラットフォーム)とは、新疆の人々についての情報を収集し、潜在的脅威と見なされた者をマークする取締りプログラムで、中共政権が使用している監視システムの一種です。

このシステムはテキストメッセージ、カメラデータ、電気使用量等の情報を収集します。家を出る時、どのドアから出るかといった情報でさえ収集します。

「完全なる警察国家」の著者ジェフリー・ケイン氏
「市場に行けば、政府のカメラが全ての人を監視し、誰が何を購入するのかを見ている。もしあなたが、赤ちゃんのためにオムツなどを買うと、AIシステムはあなたの信用スコアのランクを上げるかもしれない。信頼度が高いということは、良い親であるということを意味する。しかし、もし酒類のコーナーへ行って、ウィスキーやビールなどを買うと、あなたの社会的信用ランクは下るかもしれない。あなたは疑わしいと見なされるかもしれない。なぜなら(酒類を購入するということは)何か問題を抱えており、どこかおかしいことを意味するからだ」

ケイン氏は、疑わしいと見なされた人がどうなるのか、次のように説明しています。

「完全なる警察国家」の著者ジェフリー・ケイン氏
「あなたが外出して、例えばガソリンスタンドに行くとしよう。そこでは、人々がガソリンを買うために自分のIDをスキャンしている。彼らは政府が発行したIDをスキャンするのだ。周囲には警備隊がいて、IDをスキャンする人を監視している。もし誰かのIDが「疑わしい」と表示されたら。それは、あなたの全ての行為から算出されたあなたのランクだ。あなたはガソリンの購入を拒否されるかもしれない。あなたはもうガソリンスタンドに行くことも、ガソリンを買うことも許されない。そして、警備隊や警察が実際に介入し、あなたを拘束し、強制収容所に送るかもしれない。あなたのランクがそこまで下がると、あなたが将来犯罪を犯す可能性があることを意味するのだ。

こうした格付けは直ちに仮借ない帰結を招く恐れがあります。

「完全なる警察国家」の著者ジェフリー・ケイン氏
ある日、あなたが誰かに起こされると、強制収容所に連れて行かれたあなたの夫やパートナーの代わりに送り込まれた監視役の人がベッドにいるかもしれない。あなたは起きて、カメラが設置されたリビングで、子供たちと朝食を食べるのだ。この監視役は、あなたにあれこれ質問し、あなたを指導し、あなたの思想が正しいかどうか、国家に対して思想犯罪を犯していないかどうかを確認するのだ

ジェフリー・ケイン氏は、米国の軍隊や警察も同じテクノロジーを持っていると言います。しかしデータがこのような極端な方法で簡単に使われることはありません。それは、米国が一党独裁制の下にないからです。

ケイン氏はサイバーセキュリティが最優先事項だと考えています。だからこそケイン氏は、重要なデータはクラウドにアップロードするのではなく、安全なUSBに保存していると言います。

〈字幕版〉

 
 
 
 

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