香港蘋果日報 休刊へ 最後の朝刊は100万部発行

香港の民主派新聞「蘋果日報(アップルデイリー)」が、発行停止に追い込まれました。当局が国家安全維持法に基づき、同社の資産を凍結したため、運営ができなくなりました。

香港の民主派新聞「蘋果日報」は、国家安全維持法違反の疑いで家宅捜索を受け、幹部らが逮捕されました。

ロイター通信は、会社が事業を継続するかの取締役会が金曜日に行われるという、従業員への内部通達を入手しました。

蘋果日報は23日午後、24日を最後に新聞の発行を停止すると発表しました。

23日夜、多くの香港市民が蘋果日報の社屋前に集まり、スマトーフォンのライトをつけて、蘋果日報に別れを告げました。

最後の発行日となった24日の朝刊は、通常の約10倍にあたる史上最高の100万部を発行し、26年の歴史に幕を閉じました。

蘋果日報は、Next Digital社の創業者であるジミー・ライ氏の所有する人気タブロイド紙です。26年前に創刊され、香港政府や中共政府を真っ向から批判してきました。

ジミー・ライ氏は昨年6月に施行された香港の国家安全維持法を違反したとして逮捕され、資産を凍結されました。

香港警察は6月17日に蘋果日報を家宅捜索し、「外国勢力と結託した 」疑いで5人の幹部を逮捕。23日には主筆の李平(り・へい)氏を逮捕しました。

警察は、同社の多くの記事が国家安全維持法に違反している疑いがあると述べています。蘋果日報は、当局がメディアの記事を国家安全維持法違反の可能性があると指摘する、初めてのケースとなりました。

また蘋果日報を含む関連会社3社も「外国勢力と結託した」疑いで起訴され、当局は彼らの資産約230万ドルを凍結しました。

当局の蘋果日報に対する措置は、欧米諸国や世界の人権団体、報道機関、国連の人権担当報道官などからの批判を招いています。

中共外事弁公室は22日、国家安全維持法により、報道の自由が守られているとし、外国勢力に対して「香港に手を出さないように」と警告しました。

香港在住の人々もこのニュースに対し、気持ちを述べました。

ジャーナリスト保護委員会の理事長であるキャサリン・キャロル氏は、「ジミー・ライ氏は報道の自由の擁護者だけでなく、報道の自由の戦士でもある。彼は、香港にいる中共関係者や親中派の人々があらゆる手段を使って弾圧しているにもかかわらず、蘋果日報が自由に出版する権利のために戦っている」と述べています。

ある法律家は、「その内容に反対するのはいいが、弾圧してはならない。香港の言論の自由、報道の自由は大きな制限を受けている。香港人としてとても悲しい」と述べています。

英国では、香港人グループが抗議活動を行いました。彼らは、ロンドンの中共大使館の入り口のすぐそばに、数百個のリンゴを置いて蘋果日報への支持を表明し、中共当局への抗議を示しました。

 
 

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