アムネスティ最新報告 中国西部収容所の実態を暴露

アムネスティ・インターナショナルは6月10日に最新の報告書を発表し、中国西部の強制収容所で行われている拷問や、中共によって隠蔽された少数民族に対する残虐な扱いの詳細を明らかにしました。

報告書のタイトルは「中国:新疆当局のイスラム教徒に対する過酷な取り締まりは人道に反する罪である」です。

160ページに及ぶ報告書は、新疆の強制収容所の生存者55人と、強制収容所の元幹部を含む108人に対する取材に基づいて作成されました。取材を受けた生存者はいずれも、拷問を含む残酷で人格を侮辱する卑劣な扱いを受けたと語っています。

ある元強制収容所幹部によると、強制収容所の実態を隠蔽するため、2019年、当局の幹部は一週間の時間をかけて、事務室内にある全ての書類を焼却したといいます。

報告書ではまた、中共当局が「再教育収容所」を肯定的に伝えるために、海外のジャーナリストを招いて緻密にセッティングした現場を「参観」させたことにも触れています。

 
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