欧州議会 中共との投資協定を凍結

欧州連合(EU)は中国との大規模な投資協定の批准を凍結することを決めました。議員らは、まず先に中共政権がEUの政治家に対する制裁を解除する必要があると述べています。

欧州議会の議員らは、中国との経済圏の投資協定の批准を拒否すると述べました。

今年初め、EUは新疆ウイグル自治区のイスラム系ウイグル人に対する人権侵害の責任を追及し、中共政府の当局者へ制裁を科しました。

これに対して中共政権は、報復措置として欧州議会議員5人を含む複数の団体や政治家に制裁を科しました。

欧州議会の議員らは、5月20日に採択した決議において、中共政権の制裁を「最大限の強い言葉で」非難しました。

また、7年間の交渉を経て、昨年12月に基本合意したEU中国投資協定の批准手続きを凍結することを、圧倒的多数の賛成で採択しました。

議員たちは、中共政権の制裁が続く限り、この凍結措置は継続されると述べました。

採決後、あるEU議員は中国との投資協定は「完全に凍結だ。中共は見込み違いをして、自ら墓穴を掘った」と述べました。

欧州議会で「対中関係代表団」の団長を務める、このラインハルト・ビュティコファー議員は、中共政権から制裁を受けている議員の1人です。

議員らはまた、EU委員会に対し、欧州議会が投資協定を承認するかどうかを決定する場合には、香港を含め中共の人権侵害の状況を考慮するよう提言しました。

〈字幕版〉

 
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