中国メディア編集長「台湾を解放するぞ」ネットユーザー「台湾が中国を解放して!」

中共の官製メディア「環球時報」の胡錫進(こ・しゃくしん)編集長は3月31日、ウェイボーに再度、大言壮語を投稿しました。ネットユーザーからの質問に対し、兵役適齢期の男性を捕まえて「台湾を解放」しに行かせると回答し、さらに「もし敵前逃亡したら後ろから撃つ」と続けたところ、多くのネットユーザーの怒りに火をつける結果となり、ある中国のネットユーザーは台湾に大陸を解放してほしいと投稿しています。

3月31日、胡錫進氏はネットユーザーからの「もし台湾を解放するなら、あなたとあなたの家族は戦争に行くのか?」との質問に対し、「もちろん行く。ベテランは戻らなければならない。そのときに兵役適齢期の君を捕まえて突撃隊に編入させ、上陸させて爆破させる。もし君が敵前逃亡したら後ろから君を撃つ」と答えました。

この回答にネットユーザーから次々と怒りの声が上がりました。「胡ははっきりと言っている。『胡作非為』(やりたい放題に悪事を働く)とね」「胡さんがまたほらを吹いている。ナイキの靴さえどうにもできないのに、他のことができるわけがない」「寝言は寝て言え。黒を白と言い、ぬけぬけと厚かましいやつだ。闇夜に出歩いて声を出して自分を奮い立たせているようなものだ。何も悪いことをしていないなら怖がる必要はないじゃないか。二十一世紀の世界では、お前の思うようにはさせない」

中国のネットユーザーの李さん
「胡錫進の苗字は胡だ。この胡は「胡説(でたらめをいう)」の胡だ。この人のたわごとは聞くな。彼はでたらめを言いふらすほど、戦う勇気が失せ、行動する勇気が失せる。ネットユーザーからひどく罵倒されているが、彼は習近平に代わって国内の矛盾をそらしている。だが、庶民には見る目がある。彼は今、中共の代表だが、彼を見ればこの党のレベルが分かる。かわいそうなほどレベルが低い」

あるネットユーザーは、「胡さんはマオタイ酒をどれだけ飲んだんだ?この戦争が社会の矛盾の焦点をずらし、あの人の『長年の偉業』を実現するためだけのものだと言うなら、必要性は皆無だ。…2020年の大統領選の結果があなたに、真の民意が何であるかをとっくに告げていたのではなかったか?真実に目をつむって自他ともにだます必要はないだろう」とコメントしています。

中国のネットユーザー、卞さん
「彼らのやることはすべて、政権維持のためだ。現在国内に対しても外国に対してもこのようにでたらめだ。みんなに意見があるし、軍隊も彼の言うことを聞くとは限らない。誰もが自分の思想を持っている。今がなに時代だと思っているのだ。彼のいうことは社会文明の発展にそぐわない。彼はまったくの胡(でたらめ)だ」

また、あるネットユーザーは台湾が大陸を解放し、大陸の庶民を救ってくれたらいいのにと投稿しています。

中国のネットユーザーの李さん
「台湾を解放するといっても、庶民は承諾しない。台湾のやることはすべて大陸よりも優れているからだ。中国の庶民の生活は非常に苦しい。我々は台湾に大陸を解放してほしい」

 
関連記事