「Facebook社は解体されてしかるべきだ」FB幹部

米国の非営利団体、プロジェクト・ベリタスは「Facebook社が手にしている権力はあまりに強大であり、同社は解体されてしかるべきだ」と語った内容の動画を公開しました。

Facebookのグローバルプランニング責任者のベニー・トーマス氏は、Facebook社とその最高経営責任者(CEO)について、覆面調査のジャーナリストに語りました。

トーマス氏は、Fecebook社とその最高経営責任者マーク・ザッカーバーク氏が手にする権力は、あまりにも強大だと述べ、ビッグテックが社会に与える害を制限するために政府が介入する必要があると述べています。

Facebookのグローバルプランニング責任者/ベニー・トーマス
「政府が介入し、GoogleとFacebookを解体する必要がある。世界にとってはその方がいい。Instagram、Facebook、Messenger、Oculus、WhatsApp、それらは全て別々の会社でなければならない。それらが一つに結託すれば、その権力はあまりにも強大だ」

Facebookにコメントを求めましたが、まだ回答はありません。ザッカーバーク氏は、最高経営責任者から退くべきであり、FacebookやGoogleは規模の点で一つの国に匹敵するとトーマス氏は語りました。

Facebookのグローバルプランニング責任者/ベニー・トーマス
「人類の歴史で20億もの民を支配した国王などいなかった。ところがマーク・ザッカーバーク氏がそれだ。しかも彼はまだ36歳だ。36歳の若造には荷が重すぎる。20億の民を支配する権力を手にするべきではない。間違っていると思う」

ビジネス特化型SNSのLinkedIn(リンクトイン)を見ると、トーマス氏はニューヨークで約1年半Facebookに勤めています。連邦取引委員会と複数の州司法長官チームは、ソーシャルメディア大手企業を独占禁止法違反で提訴しています。

Facebookのグローバルプランニング責任者/ベニー・トーマス
「Facebookが訴えられたと喜ぶのは早い、この訴訟は何年も長引くんだ。Facebookは世界中の金を握っているし、そして米政府にも金がある。だから両者はずっと戦い続ける。長い間何も起きないということだ」

トーマス氏はFacebookがいかに強大な権力を手にしているか、人々は気がついていないのではないかと懸念しています。トーマス氏は450万人の有権者登録に協力するFacebookのプロジェクトに取り組んでいたことを認め、それがジョー・バイデン氏に恩恵をもたらしたと述べています。

NTD Japan

 
関連記事