程翔氏「中共の香港民主派への弾圧 20年前から画策」

香港の移民ブームは過去最高潮に達しており、昨年は約5万人が香港を離れ、外国に移住しました。これは1989年の「天安門事件」より引き起こされた移民ブームよりも大きな数字となっています。中共の習近平総書記は「愛国者が香港を統治するべき」とのスローガンを掲げて、香港民主派への抑圧を強化しています。時事評論家の程翔氏は、2003年に香港人50万人が街頭で基本法23条の立法化に反対したが、その前から中共はすでに香港民主派を殲滅する計画を策定していたと指摘しています。

香港のジャーナリストで時事評論家の程翔氏は、中共は香港の民主化を恐れ、民主派に対する弾圧を香港返還の初期からすでに展開し始めていたと指摘しました。

時事評論家の程翔氏
「(元中共外交官)錢其琛が『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』のインタビューを受けたとき、香港民主化のペースは速すぎてはいけない。速すぎると中国に影響を及ぼし、中国の政治的発展から切り離されてしまうと述べた。だから、2002年の時点で、香港民主化のペースを遅らせる計画をすでに展開していた」

程翔氏によると、多くの人は2003年7月1日に50万人の香港人が基本法第23条の立法化に対する抗議デモを行ったことが、中共の香港に対する統制の強化を招いたと考えているが、実際は中共工作委員会の内部文書の記録によると、2003年5月の内部会議で策定された「香港の反対勢力を根絶する戦略」を実行するために社会の各業界・各分野に「ブラックリスト」を作成するとともに「レッドリスト」も作成し、“オンラインでの新たな戦争”を通して、民主派に対し様々な誹謗中傷、批判を浴びせるなどの計画が記載されているといいます。2019年の200万人の香港人による「反送中」運動勃発後、共産党機関誌「紅旗(Red Flag)」は、「香港の司法制度を改造する」「香港の公務員制度を改造する」「香港の立法評議会を改造する」「新たな政党を設立する」「基層に入り香港民衆に接触する」などに関する文章を掲載しています。

時事評論家・程翔氏
「(香港の親中派政党)紫荊党の出現が非常に似ている。多くの措置があると思うが、私が見た措置は、例えば香港の閉鎖、BNO旅券の保持者に対する措置。この方向は、この「紅旗」が提案した方向に非常に近いものだ」

程翔氏は、中共の政策は政治的ニーズに応じて変化しているものだと指摘します。香港の人々には、邪悪は絶対に正義に勝てないという信念をもってこの全体主義勢力と戦い、初志貫徹できれば、やがては曙光が見えると掛けています。