議会警備に関する質疑「情報部門からの連絡の途絶は大混乱を招いた」

米23日の上院委員会で、1月6日の議事堂乱入事件を巡り、議会警備に関する質疑が行われました。暴力が事前に計画されていたこと、また情報機関からの連絡が途絶えたのが、混乱に拍車をかけた事に証人全員が同意しました。

民主党のエイミー・クロブシャー上院議員が上院公聴会の口火を切り、氏名不詳の人間が「戦いの準備をせよ、議会に蹴破られるガラスドアの音を響かせよ」と言った、暴力扇動を示すFBIの報告を見たかと、スティーブン・サンド議会警察前長官に尋ねました。脅威を知らせるこのFBIの報告は、なぜか議会警察に届けられなかったのです。

スティーブン・サンド議会警察(USCP)前長官
その報告を実際に受け取っていたと関係部署から知らされたのは、直近24時間以内のことだ。その報告がFBIから情報担当の警備官に届けられた後、そこで止まってしまったのだと思う。

エイミー・クロブシャー上院議員
ステンガーさん、あなたはその報告を受けましたか?

マイケル・ステンガー前上院警備局長
いいえ

エイミー・クロブシャー上院議員
アーヴィングさんは?

ポール・アーヴィング前下院警備局長
いいえ

3人の議会警察幹部は、情報伝達の途絶えが、議事堂乱入を可能にしたという見方に一致しました。しかし当日、州兵の議事堂到着が、あれほど遅かったのは何故かという疑問が残ります。

サンド議会警察前長官によれば、彼は1月6日以前に州兵の配備を要請したところ、前下院警備局長が、部隊の配備に対する見た目を懸念していると言ったといいます。

ポール・アーヴィング前下院警備局長
私が使った「見た目」という言葉はメディアの編集によって誤解を生じている。はっきりいうが、メディアが描いた見た目はセキュリティに関する私の決定には、一切関係がない。

ポール・アーヴィング前下院警備局長は、1月6日以前に部隊を配備しない事が、全員一致の共同決定だったと述べています。サンド前長官は1月6日当日警備局長に電話をして州兵の投入をすぐさま許可するよう求めたとも言いました。タイミングや会話の正確な内容については、いくつかの食い違いが見られました。

ロバート・コンティ首都警察本部長
サンド長官は州兵の投入を訴えていたが、すぐにOKの返答はなかった。

そこでテッド・クルーズ共和党上院議員は、会話の時系列を明確にするため、3人に通話記録を提出するよう求めました。

他の上院議員は、議会警察が攻撃を阻止するために適切な訓練を受けていたのか、と質問を繰り出しました。サンド前長官は、状況に応じた訓練は積んでいると述べたものの、更なる訓練が必要だったことをほのめかしました。

NTD Japan