米国は香港人の亡命を受け入れるべきか? ニューヨークの人々はどう思うか?

米上院の超党派議員グループが、民主化運動に参加し中共に迫害される可能性のある香港住民を優先的に難民認定(にんてい)する「香港セーフハーバー法案(Hong Kong Safe Harbor Act)」を再提出しました。ニューヨーク市民はこの動きをどのように見ているのでしょうか?報道をご覧ください。

共和党のマルコ・ルビオ(Marco Rubio)上院議員と民主党のボブ・メネンデス(Marco Rubio)上院議員が率いる12名の連邦上院議員は9日、「香港セーフハーバー法案」を再提出しました。

この法案は、平和的に政治的立場を表明したり政治活動に参与したため、迫害を受ける可能性があると恐れている、または、それが原因で起訴され、拘禁や有罪判決を受けた香港住民及びその配偶者、子女、両親を「特別な人道的懸念のある優先カテゴリー第2類(2るい)難民」として認定し、移民者の受入人数の制限を受けず、米国への入国、亡命手続きを迅速に進めることができるとしています。

ニューヨークの人々はこの法案に賛同を示しています。

ニューヨーク市民 Luis Gil
「香港市民は公正でない、不当な扱いを受けている。米国は彼らを受け入れ、政治的庇護を与えるべきだ」

ニューヨーク市民 Olga
「香港の人たちのことを気の毒に思う。彼らはより多くの自由と民主主義を有すべきだ」

ニューヨーク市民Michael Demarco
「中共に対して、米国は覚醒しつつある。米国は、より多くの人が自由になれるように手助けしてほしい」

議員たちは、この法案は中共が香港に対して、香港国家安全維持法を強制したことへの対応であると示しました。昨年6月に香港国家安全維持法が施行されてから、中共による香港の民主活動家への弾圧が激化しています。

ニューヨーク市民 Jessica Judd
「中共の注意を引くために、より多くの制裁を加えるべきだと思う。香港の人たちが亡命することは良いことだが、それだけでは根本的に問題を解決することはできない。彼らは不公平に扱われるべきではない、全ての人が人権を享受すべきだ」

ニューヨーク市民 Caol Toner
「米国は自由と公民権を代表する国であり、これらの権利は神から与えられたものだ。あなたの考えが政府と異なっていても、刑務所に入るべきではないのだ」

先日、バイデン政権のアントニー・ブリンケン国務長官は、中共の迫害から逃れてきた香港人を、米国は受け入れるべきだと表明しました。

 
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