NASA科学者 「千人計画」への参与を認める

アメリカ航空宇宙局(NASA)の主任科学者が、かつて中国当局が資金提供する大学で働き、中国共産党が主導する人材招致プロジェクト「千人計画」に参与していたことを認めました。

ニューヨーク南部地区連邦検事局の起訴状によると、66歳のカリフォルニア州在住のメイヤ・メイヤパン(Meyya Meyyappan)氏は、1996年からNASAで勤務し、2006年からはNASAのエイムズ・リサーチセンター(NASA’s Ames Research Center)の主任科学者として務めていました。

起訴状によると、NASAでは兼職を規制しているにもかかわらず、メイヤパン氏は中国の「千人計画」に参加し、かつて中国、韓国、日本の大学で教授を務めていましたが、メイヤパン氏はNASAと米国政府倫理局(OGE)にはこれらの自身の活動を隠くしていたとされています。メイヤパン氏は1月13日、中国の「千人計画」に参与したことは、詐欺行為であると認めました。

南部地区連邦検事局は、「千人計画」は中国当局が積極的に推進してきたプロジェクトで、海外から優秀な人材を招致し、海外における最先端の科学技術を盗み出すことを目的としているといいます。

メイヤパン氏の件は、今年6月21日に判決が言い渡され、最長5年の懲役、25万米ドルの罰金が課されます。米政府は最近、複数の学者や研究者、科学者を、中共に協力して米国の商業機密を窃盗したとして起訴しています。