武漢の疫病流行状況を報じた市民記者・張展氏に懲役4年の有罪判決

上海市の元弁護士で、市民ジャーナリストの張展さんは、武漢の疫病状況の実態について報じたため、当局より「騒動挑発罪」で拘束され、懲役4年の有罪判決が言い渡されました。張展さんの母親は、国内安全保衛局の指示に従い、外国メディアの取材を拒否してきましたが、それにも関わらず娘に重い判決が下され、当局に騙されたと述べています。当日、当局は裁判所に集まった人たちを追い払うよう多くの警備員を配置し、9人が拘束されました。

昨年2月初めに武漢を訪れた張展さんは、現地で取材を行い、病院、街、火葬場などの疫病流行の惨状を撮影した動画をソーシャルメディアに投稿しました。

上海市の市民記者・張展氏
「いつもこうだが、都市を封鎖するにしても、団地を封鎖するにしても、彼ら(中共)は非人道的な常用手段を用いている。上層部のいわゆる「人のため」の政策を実行しているが、実際には人の生存権を侵害している」

昨年5月中旬、張展さんは当局により拘束された後、張さんは抗議のためハンガーストライキを続けてきました。

その後約6か月間、張さんは強制的に食物を注入する灌食を強いられ、健康状態は著しく悪化しました。

張展さんの弁護士・張科科氏は、張さんの体重は大幅に減少し、車椅子で出廷しなければならない状態であると述べました。

弁護士の任全牛氏は、上訴を検討していると述べました。裁判の前に任弁護士は、言論の自由の権利を行使したために、迫害を受けているとの張展さんの主張を述べました。

米放送局ラジオ・フリー・アジアの報道によると、張展さんの母親は娘に実刑判決が下されたことを受け、法廷の場で号泣しました。そして初めてメディアの取材を受けました。

張さんの母親は約7か月間、国内安全保衛局の指示に従い、外国メディアの取材を拒否してきたが、結局は当局に騙されたと述べました。

張展さんの母親は「彼らは判決ではなく、張展を死地に追い込んでいる。娘の身体状況を彼らはよく知っている。私はこれまでに弁護士ではなく、警察に協力してきた。しかし、結局私は騙された。これほど重い判決が下されるとは思わなかった」と述べています。

張展さんの裁判が開廷する前、裁判所の前には張さんを支持する多くの人々や外国人記者が集まりました。

裁判所の前に集まった人を追い払うため、多数の警察官が動員され、英国と日本の記者を含め9人が拘束されました。

ある車椅子の男性は、張展さんを応援するため、河南省から駆けつけてきたといいます。

張展氏の支持者 SHANG SHENGZHAOさん
「彼女に会うために来た。さきほど尋ねたところ、面会できないと言われた。関係者に刑事事件では被疑者と会うことはできないと言われた」

武漢の疫病状況の実態ついて報じた、張展さん、陳秋実さん、方斌さんと李澤華さん4人の市民ジャーナリストは、昨年当局により拘束されました。

今回判決が下された張展さん以外の3人の記者はいまだ行方が分かっていません。中でも、方斌さんは武漢の病院などを訪れ、当局が隠蔽している武漢の実態を伝えただけでなく、中共ウイルスの蔓延は人災であり、中共の暴政が根本的な原因であるため、立ち上がって中共と戦うよう呼びかけていました。