「1月6日の大規模集会への妨害」ワシントンDCのホテルが3日間休業 DC HOTEL TO CLOSE DURING JAN 6 TRUMP MARCH

数千人のトランプ大統領支持者が1月初に「Stop The Steal」のために首都に赴くが、ワシントンDCにあるホテルは同期間に3日間休業することを発表しました。同活動の主催者はホテル側は集まりを止めさせる企てだと主張します。

デモ行進「Stop The Steal」の責任者アリ・アレクサンダー氏は1月6日前後に休業するホテルは議会に請願する市民権への侵害だと非難しています。ホワイトハウス近くのホテルハリントンは12月28日に出した声明で、1月4日、5日、6日の休業と全予約の払い戻しを発表しました。

選挙認証のために米議会が開かれる1月6日、ワシントンDCでデモ行進が予定されています。抗議者は不正選挙の結果を認証しないよう議員に呼びかけています。アレクサンダー氏はホテルの休業はデモ行進を妨害する最後の企てだと批判し、ワシントンDCの市長も屋内での食事や仮設トイレの使用禁止などで、抗議者を抑制していると非難しました。

「Stop The Steal」責任者/アリ・アレクサンダー(Ali Alexander)
「今やホテルは新聞の標的になっている。ワシントン・ポストがプロパガンダによって敵を作るように、憲法を守るべく行動を起こすよう、議会に請願する米国人が泊まるホテルを標的にしているのだ」

ホテルの休業は、プラウドボーイズがホテルハリトンを公式拠点にしたとワシントン・ポストが報じた後のことです。プラウドボーイズとは無政府共産主義団体アンティファ(ANTIFA)と暴力的な衝突を繰り返した保守派男性による民兵組織です。ワシントン・ポストによると、12月12日の公正な選挙を求める抗議に際して、数百人のプラウド・ボーイズが同ホテルに宿泊しました。

プラウドボーイズや大統領支持者がホテルのバーにいたとき、ソーシャル・ディスタンスやマスク着用の義務を無視し、ホテルの従業員らを不快にさせたと、同紙は主張しています。プラウド・ボーイズ(Proud Boys)のリーダー、エンリケ・タリオ(Enrique tarrio)氏はワシントン・ポスト紙に対し、同ホテルはフェイクニュースの犠牲になったと反論しています。タリオ氏によると、ホテルハリントンは彼のグループには手狭になったため、3か月前に拠点としての使用を止めたのです。

アレクサンダー氏はデモ行進の参加者たちに対し、もし休業するホテルが続出するようであれば、食料、水、寝袋を持参するようにと呼びかけています。

「Stop The Steal」責任者/アリ・アレクサンダー(Ali Alexander)
「さらに、もしすべてのホテルが閉鎖になったら、そこをキャンプ場にしてしまおう」

トランプ大統領もデモ行進への参加を示唆しています。選挙の公正さを求めるデモ行進はこれまで2回ワシントンDCで行われましたが、トランプ大統領が支持者に呼びかけ、参加を促したのは今回が初めてです。

NTDニュース、グレイス・コールターがお伝えしました。

 
関連記事