米国メディア「米中情報戦争の発端はオバマ政権の宥和政策」【禁聞】

米国の外交政策関連季刊誌『フォーリン・ポリシー』は先日、米中両国の情報部門で過去10年間にわたり繰り広げられてきた情報戦やデータ戦について詳細に報じました。現職及び元米国情報機関と国家安全保障機関の関連職員30人余りに対する取材が行われたことで、この報道は内外から注目を浴びています。

2013年ごろに米国情報部門は、アフリカと欧州に派遣されたCIA諜報員が短時間で中共情報部門から特定されるという驚くべき問題に直面しました。

2020年12月末に米国の外交政策関連季刊誌『フォーリン・ポリシー』は、ある調査報告を掲載しました。2000年から2010年までの間にCIAは中共官僚の腐敗を利用して、中国で情報部員の勧誘と増員を行っていましたが、中共は2010年にCIAの情報ネットワークが軍隊や情報部門に広がっていることに気づきました。

その後、2010年から2012年の2年間の間に、中共はイランが発見して漏洩した、CIAの秘密通信システムのセキュリティホールを利用してCIAの人脈を根こそぎ洗い出し、諜報員数十人を監禁・殺害しました。その後、中共は米連邦政府人事管理局(OPM)にハッキングを行いました。

このハッキングで、2150万人の現職及び元米国高官とその配偶者、および求職者の健康面、住所、雇用状況、指紋、財務データなどを含む詳細な個人情報が漏洩し、大きな影響を与えました。

米国在住の時事評論家、邢天行(けい・てんこう)氏は、中共はこれらのデータを入手後、詳細な調査分析を行って、中国やアフリカ、欧州にいる米国諜報員を簡単に特定することができるようになったが、それよりも深刻な点は中共が、米国機関への浸透を目的とした人材をさらに多く集められるようになったことの方だと指摘しています。

米国在住の時事評論家、邢天行氏
「より大きな脅威は、この報告書の中でも触れられているように、彼ら(中共)が各人の情報を入手した後、米国がどのようにして諜報員を集めているのかを把握したことだ。彼らは中共内部の人間を米国の国家安全保障システムに入り込ませて、米国を内部からぶち壊すことができるからだ」

報道によると、中共は大量のデータをハッキングして、米国のシステムに対し前例のない洞察力を獲得しました。一方、CIAの方は中国で構築した情報網が徹底的に破壊され、まるで片眼を閉じて飛んでいるのと同じようになったと報じており、これについてある上級諜報アナリストは「CIAは長い間、中国で前進することを望んでいなかった」と漏らしています。なぜなら彼らの自信はその時点ですでに大きく揺らいでいたからです。

米国在住の時事評論家 鄭浩昌氏
「中共は米連邦政府人事管理局にハッキングすると、ビッグデータ分野の技術の蓄積を統合して、米国が各地に派遣した諜報員に大きな脅威をもたらした。だが、米国が中国に送り込んだ諜報員の数は知れている。その数と中共が人海戦術を使って米国に潜り込ませた諜報員の数を比較すると、完全にアンバランスだ」

米国在住の時事評論家、鄭浩昌(てい・こうしょう)氏は、「2012年から2013年にかけて発生した事件は、漏洩した情報のバルブを締めると同時に、米国にいる中共諜報員を封じ込めることができていたら、少なくとも火事の後の火の用心にはなっていたはずだ。だが残念なことに、オバマ政権は逆のことをした」と指摘しています。

米国在住の時事評論家、鄭浩昌氏
「オバマの失敗は、バルブを締めなかっただけでなく、ビザの制限を緩めてそのバルブをさらに大きく開いたことだ。これは狼を部屋に招き入れるのと同じことだ。(諜報員の)海外派遣と内部防御がこのように脆弱なのだから、現在の問題も大きくなる」

報道によると2013年に習近平氏が国家主席に就任してから、「吸い込んだデータの数は、世界のどの国よりも多い」と言われるほどに中共のハッカーが米国のあらゆるデータを窃取しましたが、当時のオバマ政権はわずか5人のハッカーを起訴しただけで、その他の重要分野は依然として中共に対し門戸を開いていました。

例えば、2014年にオバマ大統領が北京を訪問してから、ビジネスビザと旅行ビザが1年から10年に、学生ビザは5年に延長されました。この政策は米国の上級諜報員を大いに動揺させました。なぜなら「ビザ延長計画」は中共国家安全保障部門が推進していたものだったからです。

米国在住の時事評論家、邢天行氏
「情報部門と組み合わせて見ると、彼らはデータを通じて米国の各システムと人材募集原則を把握し、適切な人材を移民やビザの取得を通じて米国に送り、それから米国の各システムや機関に彼らを送り込んだのだ。なんと恐ろしいことだろうか」

フォーリン・ポリシーは、元米国家安全保障会議の高級官僚の言葉として、オバマ政権が終わるまでの間に中共が収集した技術の量と、米国向け諜報員の積極的な採用数はロシアを上回っていたと報じています。

邢天行氏は、今回の2020年米大統領選挙において、中共が米国のさまざまな勢力に浸透して力を発揮していることが分かったと述べ、さらに中共が米国の制裁に直面して圧力を感じながらも敢えてわめきたてていた理由について、その強気な声は、この報告書に記されているような浸透に裏付けされていたものだったということが分かると指摘しています。

 
 

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