中共公安がスイス国内で中国人を逮捕することを許可 トルドー政権が中共軍隊を訓練

スイスが不法滞在者を強制送還するために、中共と秘密協定を締結したことが暴露されました。協定には中共公安部の秘密警察が秘密裏にスイス国内に入り、不法滞在する中国人を調査することができるなどの内容が含まれています。このほか、カナダメディアは、ジャスティン・トルドー政権がカナダの軍事アカデミーや基地で、中共軍を訓練していたことを証明する秘密文書を公開しました。野党からは疑念の声が上がっています。

スイスと中共の間で締結された秘密協定の内容が初めて公開されました。不法滞在者を強制送還するため、スイスは中共公安部の秘密警察が身分を隠し、スイスにいる中国人の調査、検問を許可するとの内容が含まれています。

海外メディアによると、2015年12月8日に締結されたこの協定は、有効期間が5年で、スイス連邦移民局と中共公安部出入国管理局が協定に署名しました。スイス側が今年8月に協定の更新を要求していたことで、メディアに協定の存在が暴露され、物議を醸しています。

カナダメディア「Rebel News(レベル・ニュース)」の創設者であるエズラ・レヴァント氏は秘密文書を公開しました。文書によると、カナダ政府はトロントの軍事アカデミーやペタワワの軍事キャンプで中共軍の指揮官を訓練していたとのことです。中共軍の参加者には、将官や校官のほか、カナダの寒冷地での軍事戦術を訓練していた任務部隊全員も含まれているとされています。

今回の中共軍との軍事訓練に関する報道を受け、カナダの野党・保守党党首エリン・オトゥール(Erin O’Toole)氏は10日の下院会議で、2人のカナダ人、スペーバー氏とコブリグ氏が中共に拘束されてから2年目になる日を気に、クリスティア・フリーランド副首相に対して、中共はカナダ人を脅かしているるのにもかかわらず、なぜ中共を支援しているのかと質問を投げかけました。

カナダ保守党 エリン・オトゥール党首
「彼ら(中共)がカナダ国民の命を脅かしている中、彼女(副首相)は国内でカナダ特殊部隊が、中共の軍隊を訓練させることを推し進めている。彼ら(中共)は我々の国民の命を、我々の権利を、国際法を脅かしている。なのに、なぜこの政府は彼ら(中共)と協力しようとしているのか」

フリーランド副首相は、オトゥール氏の質問に対して直接回答することを避け、中共の脅威については十分理解しているとし、中共のウイグル人に対する人権侵害は、カナダ人を非常に驚かせたと述べました。

 
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