ポンペオ国務長官が絶妙な回答「次のトランプ政権へとスムーズに移行できる」

11月10日にポンペオ米国務長官は今年の大統領選について初めて公に見解を述べました。国務長官はトランプ大統領の再選を信じているとして、投票は憲法に従って公正にカウントされなければならず、司法の決定を待つと強調しました。

10日の記者会見で、次の政権への引継ぎ準備ができたかという質問に対し、ポンペオ国務長官は絶妙な切り返しで応じました。

ポンペオ米国務長官
「我々はスムーズに二期目のトランプ政権に移行できる。我々はすでに準備を整えた。世界中がここで起きていることを注視している。我々がすべての投票用紙の(集計)プロセスを完了したあと、選挙人が選出される。憲法で規定されている手順は非常に明確だ」

ポンペオ国務長官は外務担当国務長官として、世界各国が米大統領選挙に注目しているため、米国は投票用紙を公正に処理し、司法プロセスを滞りなく完了しなければならないと述べました。

ポンペオ米国務長官
「(各国の)人々は我々の大統領選挙を注視している。彼らは我々が法的プロセスにのっとって進むべき道があることを知っている。これに時間がかかるのは明らかだ。2000年の大統領選では(司法手続きが完了するまで)37日かけて移行が滞りなく完了した。我々は、すべての合法的な投票用紙をカウントしてすべての違法な投票用紙がカウントされないようにしなければならない。正しい処理が行われなければ、あなた方の投票が希薄になってしまう。我々は正しいことを行わなければならない。今後に起こりうる結果のために正しいことを。我々の状況は非常によい」

ポンペオ国務長官はこの日の記者会見で「クリーンネットワーク」計画が世界規模で大きく進展していることを挙げています。現在、世界50か国が米国の提起するクリーンネットワーク計画に参加し、クリーンネットワークの5Gインフラの使用に同意しています。これらの国の経済力の合計は世界のGDPの2/3を占めており、さらに多くの国が参加を待っています。これによってファーウェイなど中国の電気通信企業が世界に与えているセキュリティリスクを大幅に減らせることが期待されます。

 
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